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カテゴリ:モンゴルと中国
2015年04月19日付け「モンゴルにおける中国人の横暴」(2)(https://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201504190000/)へのアクセスが昨日今日となぜか多いので、再度読んでみました。
そのコメント欄にはなんと合計24ものコメントがアップされていました。内容的には、このまま中国支配が強くなっていくことへの懸念が、モンゴルと付き合いの長い日本の人たちからアップされていました。 この記事は4年前ですが、あれから改善されているのでしょうか? 結論としては全く改善されておらず、むしろ悪化しているといえます。現バトトルガ大統領は「反中国」の旗印で当選した人で、このままでは中国に飲み込まれるとの懸念から、中国への傾斜を止めようということで当選しました。 確かに当時「反中国」色が濃い大統領ということで、中国側からはかなり目を付けられ、厳しい対応にあったこともあったようです。それが続いているなら、少しは変わっているはずですが。 言質からの話では、いつの間に「中国との隣国親善外交が大切」と180度変節したそうです。地元では「相当いろいろな手が回ったのだろう」と見られています。 これは1000年も前から、遊牧民を手なずける手腕に関しては漢人の方が上手だったので、今回もまあ、そんなもんでしょう。 そんなことを思っていたら、2つほどメディアにモンゴルのことが載っていたので、この問題は根深いんだろうなと思いました。 1つは、最近出た新書版の本からの引用です。そこには産経新聞社が作成したという「対中国輸出依存度ランキング」が載っていました。 第22位はキューバの15.2%です。その上の21位なんと日本で18.1%です。いわゆる欧米先進国はすべてこの日本のランクよりは低いです。 なので、ヨーロッパ諸国は依存度自体は低いので、中国脅威論はほとんどなく、「なんでもいいから売れれば儲かる」良い市場なのでしょう。 アメリカは貿易依存度が惹きので、直近の報道にもあるように「貿易戦争したって、大して傷はつかない」と言えるのだと思います。 それらに比べれば、なんやかんや言っても、日本は先進国としては大きく中国に依存した経済構造になっているのが読み取れます。日本人が口で言うほど、中国不要論なんて幻想にしか過ぎないのです。 中国に傾斜しすぎ?と言われる韓国は13位で26.1%。マスコミが言うほど韓国は中国依存は大きくないというか、日本と大して変わらないといえます。 韓国もそうですが、台湾の11位で27.1%も大変でしょう。政治的には合意できることはほとんどないでしょうが、経済的にはかなり依存しています。 トップ10内には意外ですが、近隣アジアは2つだけ。先進国で唯一トップ10入りしているのがオーストラリアで7位、36.1%です。 オーストラリアは政治家によって対中政策が相当揺れますが、これだけ依存していると、アメリカや日本と同じ立場とは言いずらいのでしょう。 あとの7か国はアフリカ6国と中東1国です。そしていよいよトップ3の発表です。3位はアフリカ勢トップのコンゴで44.7%。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.05.12 18:47:51
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