今話題のアベノマスク届きました。
不良品が多く返品したとの報道があったので、届くのは当分先かと思っていましたが、思ったより早く届きました。東京都内から先に届けるということでしたので、他の地方よりは早いのでしょう。
モンゴルにいる方も「アベノマスクって耳にしたけど、どんなマスク?」と思っておられる方もいるでしょうから、今日は現物を紹介したいと思います。
まずどんな形で届くのか?です。
これは送られてきたものの開封前の状態です。縦21cm、横16cm程度の透明ビニール封筒にA4判を二つ折りにしたチラシが入っています。
そのチラシが、案内状というか送り状の代わりとなっています。配送しているのは当然日本郵便JPなのですが、あて名(私の名前)はありません。
タウンプラス、料金後納とあります。タウンプラスとは、JPのDMサービスのようです。
つまり、あて名とか関係なく、JPが配送している個別の家(マンション、アパートなど)へ一斉に投函しているようです。要はチラシで言うところのポスティングです。
これで人数分ではなく、1世帯に2枚という意味がわかりました。要するに「郵便受けに2枚入れる」という意味だったんです。
私の家の郵便受けを見た時、他のマンション居住者の郵便受けに一斉に入っていたようでした。なので正確に言えば「1世帯当たり2枚」ではなく「1住所あたり2枚」ということです。
これですと「2世帯住居」や「下宿人」がいるところは、「そこまでは対応できませんよ」ということだと思います。まあ、どうしても希望すれば届けてくれるようなことは書かれてますけど。
差出人は「厚生労働省医政局経済課(マスク等物資対策班)」とあります。封筒の反対側を見てみます。
このように透明袋の中にマスクが入っているのが見えます。中身は2枚です。
では取り出してみます。単独で写真撮ったところでイメージが湧かないでしょうから、私の手元にある国産品(布ではなく、不織布製)と比べてみます。比べる対象はこれです。
ユニ・チャーム製で、4枚200円でコンビニで買ったものです。50枚、100枚で売ってる使い捨てよりは1枚当たりでは高いでしょうが、この高品質であれば1枚50円はまずまずではないかと思います。
まずは表面の比較です。
見てすぐわかるのは、幅がかなり違うということです。マスク表面はユニ・チャーム製は段々になっていますが、アベノマスクはそうした加工はなされていません。いわゆる立体型になるかどうか、が違うように見えます。
裏面はこうです。
当たり前ですが、やはりサイズの違いを感じます。確かに縦方向はユニ・チャーム製の方が小さいように見えますが、これは段々になっているので伸び縮みしますから、差とは言えないでしょう。
またひもの形状が違います。ユニ・チャーム製はガーゼ状の帯が優しく耳に当たりますが、アベノマスクはただのひもです。
で、実際にマスクをつけてみました。ユニ・チャーム製はよくできていて、包み込むように立体的になり、鼻の部分も形状が対応します。
左右も隙間を感じることはありません。メガネをかけていても、他の安いマスクよりは曇りにはなりにくいように思えます。紐による痛みもありません。
アベノマスクの方は?驚きました。小さいという意味がよく分かりました。左右は短く、頬とマスクの間がかなり空いてます。スカスカで、楽勝に指が入ります。
鼻のところも形状は鼻には対応せず、空きっぱなし。上から左右からウイルス入り放題って感じがします。紐も何の工夫もないひもなので、長時間は辛そうです。
専門家は「ウィルスは小さいので、マスクの繊維を通ることもある・・・」とかなんとか言ってますが、アベノマスクはそういうレベルじゃないです。
繊維の目の大きさ以前の問題で、スカスカでスース―空気が入ります。これは世間の格好の指摘材料になりそうです。既にカビとか虫とか話題になっていますが、それが終わっても、こりゃあダメだって感じです。
顔が大きい人が多いモンゴル人では、とてもじゃないけど、このアベノマスクでは無理でしょうね。(笑)
頭の悪い首相側近がしょうもないアイデアを持ち込んだのでしょうが、「予算430億円なのに支払いが90億円?」とか別の意味でも疑惑があるこの政策ははっきり言って失敗です。
私はマスク在庫はもうありませんが、既存のマスクを洗って使う方を選びます。将来「未使用のアベノマスク!」がヤフオクで価値出るかもしれないので、取っておきます。
400億円ものお金があるなら、首都圏のどこかに土地買って、感染者専用病院でも建てた方がいいんじゃないかと思います。
今からでは早くても1‐2年はかかるでしょうけど、感染症との付き合いはそんな期間では済まないでしょうから、今からでも遅くはないと思います。
ウランバートル新空港と同じくらいのコストであると考えると「百万倍以上」新空港の方が価値があります!