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カテゴリ:江戸川区
篠崎のなんとも懐かしいとしか言いようのない独特の町並みは現物を目にしてもらえばそれこそ簡単に違いないのですが、それを文章でとどめておくだけの根気なるものがぼくには徹底的に欠如しているので、興味のある方はぜひとも己が脚で散策していただきたい、というかあの独特な風情は原型を留めながら枯れた味わいが最高潮に達した今こそが行き頃だと思いますので、興味のない方もぜひどうぞ。
![]() ![]() ![]() さて、その商店街に向かう前に「スナック&喫茶 アルボ」に立ち寄っておくことにしました。見た目からスナックですが、思い切って入ってみます。前回とは異なり天候も良すぎるほど良くて、気分もついつい軽くなってどんな店にだって迷わず入れてしまえそうです。いざ入ってみると店の中の雰囲気もやっぱりスナックそのものだなあ。カラオケステージが気分をぐっと下げてしまうのですが、幸いにも歌おうというお客がないのが救いです。酒を呑む人もおらずまあとりあえずは落ち着いた雰囲気ではありますが、喫茶好きの琴線に触れる要素は少ないので程々にして店を出ることにしました。気分は早くも次なる店に向いています。 ![]() ![]() ![]() ![]() 大雪の夜にも篠崎新町商店街を歩いたことは間違いないのですが、少しも商店街らしい気配は感じられず、それは目も開けられぬほどの吹雪で視界が狭められていたという事も一因ではありましょうが、何より町そのものに生気が感じられぬのが最大の理由と思われます。だから目当ての酒場以外はまるで記憶に留まることもなく、下手をすると「大林」の再訪以外の理由で訪れることはないと思い込んでいたのです。ところがそこに喫茶店がある事をいつものあの方のブログで知り、いても立ってもいられなくなったのです。なので、敬意を表してそこでは見上げた事に次回の楽しみに取っておくという優雅な振る舞いを取ったことが記されるに留まっていた「珈琲と紅茶の店 蜂の子」からお邪魔することにしたのでした。看板によると以前は神保町にも店舗があったらしいのですがぼくには未知のお店です。どこ辺にあったのか想像を膨らますのも楽しいものです。いつか調査してみようかな。店に入るとウッディな内装の落ち着いたお店で、手摺が相撲の升席のようで区分けされているのが安心感を与えてくれます。程よいパーソナルスペースというのを店のほうで用意してくれているのは気が利いています。先ほど升席と書きましたが、むしろそのまま蜂の巣と言ったほうが適当かもしれません。この商店街には現役の喫茶があと2軒あって、いずれもそれぞれに個性的で用途別に利用することができそうです。こちらはもっとも広いお店で、城郭に閉ざされたような閉鎖的な商店街の片隅という立地にしっくり嵌った静かなところがゆっくりと読書をして過ごしたくなるような素敵な空間でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/07/17 09:22:44 AM
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