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さて、標題をご覧になられた方は、存外立ち呑み店の供給が追いついておらぬ池袋に将来有望な新店が開業したのではなかろうかという誤解を招きかねぬのですが、残念ながらことは必ずしもそう単純ではないのでした。いやいやそんな複雑でもないのだけれど、この先書き進める自信がなくなってきたので、唐突ながらこの話題は打ち切ることに今決めてしまったのであります。我ながら無責任であるとは思うけれど、明らかにつまらないことを書き進めるのはもっと無礼なことと考えるのだ。ともかく気持ちを切り替えてとっとと本題に入るべきなのであろうけれど、そうせぬのにはやむにやまれぬ理由があるのだけれど、その理由は追々に明らかになるはずです。勘のいい方ならすでにお見通しであろうけれど、ともかく今は黙っておくことにします。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 池袋駅の東口を出ると、その正面に無駄な装飾の施された交番があり、その裏手は闇市の名残なのでありましょうか、ゴチャゴチャとした繁華街が残されています。駅前のグリーン大通りを挟んだ向こう側にもまだ美久仁小路など戦後の面影を留める一角があります。西口の方がしぶとく再開発を阻むかと思いきや、今では東口側の方が昔の池袋を思い浮かべやすいように思われます。そんなゴチャゴチャしたエリアの片隅に一棟の飲食店ビルがあって、ここは昔から何度となく店の入れ替わりがあって、その一階に「立ち呑み割烹 かんげん」なるお店がいつの間にやら開店していたのでした。いや、店先にハイボール100円の掲示がなければ見過ごしていたに違いないはずです。立ち呑みで酒が100円で呑めるとなれば見過ごしていい理由など何もありません。盛況の店内では入り口付近に辛うじて止まり木が残されていました。従業員の女のコがそこへどうぞというように微笑んでくれました。当然のようにハイボールを注文したところで100円に惹かれてきたことはミエミエだったかもしれません。肴の品書きを眺めると、なるほど魚介系の品がずらりと用意されています。でも少しも腹が減ってなかったので、腹に溜まらぬバイ貝な煮たのを頼みます。まあこれは値段相応といったところか。それにしても賑わっておりますねえ。独り客は少なくて、ほとんどがグループです。そういえば池袋の立呑って独り客は常に少数派という印象があります。それは池袋が発祥らしき拡大戦略を突き進む例の立ち呑みでも同様ですが、これまでひとり勝ちの様相を呈していたその系列に競合するお店が進出してきたのは嬉しいことです。同じく果敢すぎてウンザリする程の拡張路線を推し進める武蔵小山発の店も同じ池袋の東口に店を出したようだし、競争が激化しつつあることが期待されるというのが費用台の意味するところなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/04/11 08:30:06 AM
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