|
カテゴリ:カテゴリ未分類
ぼくを料理をする人間から料理好きな人間に変化させた樋口直哉氏について,詳述するだけの材料もないし、そもそもその著作にすら触れ得ていないのだからこれは紹介というような消極的な行為ですらありません。が、人間だけが料理するという特権を持ち合わせている以上は、その権利を積極的に行使すべきと思わなくもないのです。樋口氏は、専ら経験に頼っていた調理技術を知識に基づく科学的な調理法を豊富で分かり易く紐解いてくれたのでした。プロの料理人の用いる最新の料理法などは、さすがに自分で試してみたいとまでは思わぬけれど、古典的な料理を再現したり、ズッキーニやピーマンなどをじっくりじっくり時間を掛けて火を通すのは実際に試みてもみたくなり、前者はすでに試したこともあるのでした。といった具合に、果たしてこんなシンプルな材料で美味しくなるのか未だに懸念しつつ再現を試みているのですが、多少なら誤魔化した手順で作っても驚くばかりに美味しくなるのだから驚きです。さて、ということで、樋口氏のレシピなどを基にして、とある夜に用意したのが以下となります。
1品目:サラダ(グリーンカール、ルッコラ、ラディッシュ、マッシュルーム、適当なチーズ(樋口氏レシピ:<a href="https://cakes.mu/posts/22442">お店風サラダのポイントは「Clean」「Crisp」「Cold」</a>) ⇒以前は、ドレッシングがやけに酸っぱくなったり甘みを加えないとピシッと決まらなかったのですが、これだけはまず基本に忠実にやってみるのが大事ですね。今更ながら単純に思えるサラダの奥深さを知りました。 2品目:カブとラディッシュのマスタードグリル(先般の<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/nilic/diary/202104040000/">ブロッコリーのレシピ</a>を援用してみました。) ⇒ブロッコリー以外でも汎用性ありそうと試してみたら、とても良かった。これは応用範囲が広い超簡単レシピで気に入っています。 3品目:白いオニオングラタンスープ(樋口氏レシピ:<a href="https://note.com/travelingfoodlab/n/n6ee0ca97073b?magazine_key=mab0f1aba24f8">〈新玉ねぎを使って〉白いオニオングラタンスープ</a>) ⇒オーブンを温めるのが面倒なので魚焼きグリルで表面を炙りました。樋口氏の料理のようにきれいな焼き色が尽きませんでしたが、非常に美味しい。コンソメなどの旨味の追加は全く不要に思えました。グラサージュという技法は色々と使えそうです。 4品目:ベストロールキャベツ【包まないヴァージョン】(樋口氏レシピ:<a href="https://note.com/travelingfoodlab/n/n8c09f4782779?magazine_key=mab0f1aba24f8">ベストロールキャベツの作り方 パンかご飯か問題</a>) ⇒食と呑に勢いがついてつい、見栄えの悪い翌日以降用のロールキャベツにも手を伸ばしてしまいました。安いからと買い過ぎてちょっと傷んだキャベツの消費のためちゃんとくるめるだけのキャベツが確保できなかったので、鍋底と肉の上にびっしりとキャベツを敷き詰めました。ついでに余り物のマッシュルームとぶなしめじも追加。そんないい加減な作り方でも驚くほどに旨かった。かつてはワインやらコンソメやらで味を加え過ぎていたのかもしれません。ご飯の繋ぎはパン粉よりいい感じです。 5品目:パレスホテルのマロンシャンティイ おまけのモンブラン。間違いのない美味しさ。ここまでは手作りするつもりはありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/04/25 08:30:05 AM
コメント(0) | コメントを書く |