松戸駅を出てすぐの線路沿いに不思議な店名のお店があります。「居酒屋 じゅうにねん」というお店のことを言っているのですが、「じゅうにねん」というのは果たしてどういう意味なんだろう。まず想起されるのが「十二年」という字を充てるものだけれど、十二年になんの意味があるのだろうか。平成12年もしくは2012年に開業したのか。食べログによるとオープン日は2013年4月25日とのこと。日付的には遠くはないけれど、開業日が明らかな以上、それはあり得ないと考えるべきです。じゃあ干支かなあ、でもそれにちなんだ料理がラインナップされているわけでもないし。そもそもがもし「十二年」だとするとわざわざかな文字にひらく理由は理解不能なのです。と疑問は湧いてきて、だったら迷わず店の方に由来を聞くべきではなかったか。それか今になって気になるならもう一度足を運べばいいだけのことじゃないか。でもその気にはなれぬのでした。
食べログでは、コメントしている多くの方から好意的な評価を受けているから、そちらを信じていただくのが妥当かもしれません。われわれがたまたま不運に見舞われただけかもしれません。何を言いたいかというと勘定が腑に落ちないのです。レシートも発行されなかったから証拠を求められても応じることができぬから口惜しい。だけれど、ケチなぼくはこの日のオーダーを記憶していて翌日メモに留めているから記すことにします。合計金額は、4,417円也。店名にちなんだのか12円メニューを3品(レンコンきんぴら、キムチメンマ、ささみチーズフライ)で36円、ホッピー黒セットを2セットで400円×2セットの800円、ナカ6杯が200円で1,200円、軟骨唐揚げが420円、アスパラ豚巻が480円の〆て2,936円であるからお通しが1,481円ということになる。2人分なのに割り切れぬのはどうもおかしいし、740円のお通しはやはり無体であろう。これまでも何度となく疑念の生じた勘定というのはありましたが、基本的にはお店のことを信用しようと思っているので、店を出てからどうにも腑に落ちぬと後の祭りであるのに計算してしまうのだ。それがみみっちいと言われたらそうかもしれなし、後からモヤモヤした気分になるなら聞いた方がいいというのが正論ですが、現場で勘定おかしくないと言い出すのは案外煩わしいだけでなく、気が重いものであります。客側がそんな思いをするのもどうかと思うのは変ですかねえ。と不満を述べてしまいましたが、あれだけ評価が高いから間違ってるのはやはりぼくなのかとますます気分はモヤモヤしてくるのでした。