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カテゴリ:家呑み
一連のレポートをご覧いただくと、ぼくが麺好きであることは隠しようもないことと思っています。あらゆる麺料理をぼくは好む訳でありまして、一番好きなものを選べと迫られてもきっと大いに困ってしまうことでしょう。その日その時に食べたい麺がその時点で一番好きな麺であると答えるしかなさそうです。ぼくは普段から食べたいと思ったものを食べているし、その時に食べたくないものはどんなに好物でも食べたくないのです。しかし、どんな場合であっても例外的に食べたいと思えるのがカレーと麺類なのです。麺であれば正直どの麺でも基本的に分け隔てなく食べたいと思うのです。もし選択の余地があったとしてもその判断基準は麺そのものの味や風味ではなく、食事時間だったり飲酒を伴うか(じっくり腰を据えて呑むか)に掛かっていて、時間がたっぷりあってゆっくり呑む余裕があるならきっとパスタを選ぶと思います。総じて麺類は調理後すぐに出来る限り短時間で食べ終えるのが原則でありまして、大概の麺料理は時間の経過とともにソースというかスープが麺に吸収されてだらしないことになってしまいます。こう書くとのびた麺が嫌いなんじゃないかと思われてしまいそうですが、ぼくは軟らかめに仕上げられた麺がちっとも嫌いではないのです。特にラーメンなんかで麺がのびているのを極端に嫌がったり、とんこつラーメンをバリカタ、ハリガネ、粉落としなんていうようにほとんど湯を通しただけのような実際には茹であがっていないような麺を好んで通ぶっている人も少なくないけれど、ぼくはそれはそれでありだけど、だらしなくのび切っていてもさほど苦にはならぬのです。というかカップヌードルなど即席のカップ麺なんかはむしろ極端に長く湯に浸けておくことも少なくないのです。パスタも同様でありましてアルデンテもいいけどブヨブヨにはそれはそれでいいところがあるのだ。でもラーメンなど汁に浸かっているものは基本的には暑いままで提供されます。今書いたように麺がのびることそれ自体はさして問題ではないのですが、冷めてしまうのには限度があります。パスタならかなり冷めたって気にならないのです。だからラーメンを食べつつ酒を呑むという場合はそれなりに忙しいことになります。だからラーメンを食べようとして酒を呑む場合には逆にちょっと呑みたいけどゆっくりしているほどには時間がないという際が基本となるのです。
旅の乗り継ぎ時間などでそういう機会が多いようです。房総半島を内房線、外房線と乗り継いでいていた際に途中当時話題になっていた勝浦タンタンメンが食べたくなりました。次の列車まで1時間程度あるなんて場合が起こりやすい。何とも大雑把な料理ですが、時折思い出しては食べたくなるので作ってみることにします。 ![]() 【材料】 中華麺(茹でる) 2玉/キャベツ 1/2袋/【具】サラダ油 大さじ2/鶏ひき肉 100g/玉ねぎ(1cm角) 1/2個/水 90ml/醤油 大さじ2/砂糖 大さじ2/ラ一油 大さじ2/ごま油 大さじ1/ニラ(2cm幅) 1束/【スープ】水800ml/白だし 80ml 【作り方】 1. フライパンにサラダ油を熱して鶏ひき肉を炒める。玉ねぎを加える。水、醤油、砂糖、ラー油、ごま油を加える。ニラを加える。 2. 鍋に水 白だしを入れて沸かす。キャベツを加える。 3. 丼に麺を入れて2.、1.を注ぐ。 ところがこれが今一つ味が決まりませんでした。さほど旨さ際立つってものではなく、熱々のところを汗をかきつつ食べるのがいいのでしょうが、元の味が決まっていないせいかいくら熱々でも余り美味しいとは感じませんでした。もう少し改良の余地がありそうです。 続いてはじゃじゃ麺です。じゃじゃ麺というともともとは朝鮮料理だと思うのですが、日本では岩手県のものが知られています。今回作ったのは、青森県の八戸市で提供されているものを真似したものとなります。といっても仕上がりの写真を比較すると不思議なことに全く見た目の違ったものが出来上がってしまったのでした。 ![]() 【材料】 中華麺(茹でる) 2玉/【具】豚ひき肉 30g/干し椎茸(みじん切り) 30g/ねぎ(みじん切り) 40g/生姜・にんにく 小さじ1/サラダ油 小さじ1/2/【スープ】ウェイパー 小さじ1/2/水 2カップ/三温糖 小さじ1.5/紹興酒 小さじ1/2/白味噌 50g/片栗粉 大さじ1/水 大さじ2/【トッピング】赤唐辛子・白ごま 適宜 【作り方】 1. フライパンにサラダ油を熱して豚ひき肉、にんにく、生姜を炒める。ねぎ(半量)を加える。水、ウェイパー、三温糖、紹興酒を加える。白味噌を加える。水溶き片栗粉を加える。器に麺を盛ってスープをかける。白ごま、赤唐辛子を散らす。 そりゃまあ見掛けが違う(ってかレシピには一切出てこないニラを加えてますね)位だから味もきっと全然違ったものなんだろうなあ。そのせいもあってか、どうも納得のできぬ仕上がりです。やはり自宅ではそれなりに本気でやらないと美味しいのは作れないんだろうか。そこらの中華屋さんで食べた方がいいのだろうか。 とはいえ中華麺はまだ残っています。お楽しみの昼食や夕食で失敗するのは無念です。なので、週に2回程度のお楽しみの朝食を充てるしかありません。朝食で厄介な調理は避けたいし、余り銀杏にヘビーなのもよろしくない。ということで和テイストの中華麵中料理を試すことにしました。近畿地方でよく食べられているという黄そばです。日本そば風にそばつゆで中華麺を食べるという趣向です。ぼくもそう短くはない期間、近畿地方に住んでいたけれどこれは食べたことはなかったです。 ![]() 【材料】 中華麺(茹でる) 1玉/そばつゆ(加熱) 400ml/長ねぎ(小口切り) 5cm/ほうれん草(茹でる/5cm幅) 1/2束/揚げ玉 大さじ2/卵(茹でる/2等分) 1個 【作り方】 1. 丼に麺を盛ってそばつゆを注ぎ、ほうれん草、茹で卵、長ねぎ、揚げ玉を乗せる。 きわめて安直で味の想像が容易な食べ方ですね。なんて馬鹿にしていたのですが、これがとても好みでした。まあねえ合わないはずはないけれど、ここまで相性がいいとは。逆に和そばをラーメンスープで食べたらどうなんでしょう。案外思った以上に美味しいかも。 山形県の鳥中華も中華麺を用いた和の風味のスープで食べる麺料理となります。すでに和風だしと中華麵との相性の良さは知っているので安心して作りました。 ![]() 【材料】 中華麺(茹でる) 2人分/鶏もも肉(親鶏) 120g/長ねぎ(小口切り) 10cm/三つ葉(5cm幅)・揚げ玉・刻みのり 適宜/【スープ】だし汁 600ml/みりん 大さじ1/ざらめ 小さじ1/醤油 大さじ3/胡椒 適宜 【作り方】 1. 鍋に胡椒以外の【スープ】の材料を入れて沸かす。鶏肉を加えて煮る。取り出して斜め薄切りにする。スープに胡椒を加える。 2. 丼に麺を盛ってスープを注ぐ。鶏肉、ねぎ、三つ葉、揚げ玉、のりを飾る。 うん。これもいい。今後年を取るにつれ油の浮いた中華スープよりさっぱりとした和風だしのスープが好きになると思います。これなら本場のものとまではいかぬまでも自宅で作っても十分に美味しく食べられると思います。もう少し中華麺の和風テイストの食べ方を探っていきたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/08/21 08:30:07 AM
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