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カテゴリ:家呑み
正直なところ高校野球などには少しの興味もないのであります。いや、高校野球どころかインターハイなど学生スポーツになど全く関心を抱いていないし、そもそものところスポーツ全般に対して好奇心がくすぐられることなどほぼないのであります。そんな全否定にも近いことを書きながらも「ほぼ」という辺りに注目して頂きたい。そう例外的に関心を持つ場合もあるのです。それが甲子園大会の場合は身近な(であった)チームが出場して、しかもそこそこに勝ち上がったとしたら多少なりと好奇心が呼び起こされるのでした。久し振りにほぼ通常通りに今年の大会は開催されました。注目校や注目選手もいたようであります。そんな程度の関心しかないのです。しかし日々、多くのチームが脱落していく中、ぼくがどうしても関心を寄せざるを得ないチームが混じっていたのです。それは出身校なんじゃないのって指摘は残念ながら当たらぬのであって、まあもったいぶらずに高校名を述べるとします。そう、この夏の優勝校である仙台育英高校には、それなりの思い入れがあるのでした。まずぼくとの関係でいえば多賀城校舎、宮城野校舎のいずれもその近所に住んでいたのであります。だからどうしたって声も上がろうかと予想しますが、両校舎ともに近所であったという人は現住民でもそうは多くないのではないか。加えてぼくの両親は東北の片田舎生まれで育ちでもあるし、ぼくもその地で生まれてはいるのだ。そこにほぼ住んではいないけれど、一応は東北生まれ(数か月)で多賀城及び仙台育ち(4年弱)でもあるのだ。これは私見としては仙台育英高校を応援するに十分な根拠なのであります。そのまま仙台住民として成長していたらもしかすると仙台育英高校に進学することになったかもしれないのだ。という理屈で実はぼくには肩入れする学校が5、6校ばかりあったりして、しかもこの夏に3校が出場しているのだから、なんだ結局高校野球ファンじゃないかと誤解されるのであります。
と下らぬ前振りをしてしまいましたが、だからということではないけれど、先日、池袋にあるみやぎふるさとプラザというアンテナショップに行ってきました。中央区に多く店舗を構えるアンテナショップでは異色でありますが、何かやんごとなき理由があるのでしょう。その際、仙台麩を購入しました。今回はこれを使った料理を作ったのですが、これが思っていた以上に好みに合ったのです。 まずは料理と呼ぶのもおこがましいけれど、仙台麩とナスを具とする味噌汁を作りました。メーカーのHPを見ると水で戻す及び油抜きする作業は料理次第であるというので、ナスには油分が相性がいいと考えてそのままざくざくと切り分けて仙台味噌の味噌汁に放り込んでみました。 ![]() 【材料】 ナス(いちょう切り)・仙台麩(1cm幅)・仙台味噌・だし汁 適宜 【作り方】 1. 鍋にだし汁を沸かしてナス、仙台麩を煮る。味噌を加える。 う~ん、旨い。もとよりナスの味噌汁は大好きだけれど、明らかにコクが加わっています。ナスの旨さが割増されます。通常の麩も好きだけど明らかにこちらの方が旨味が増します。白味噌仕立てには合わないだろうから田舎味噌とか赤味噌に合わせるのがまあ穏当だろうと思われます。 メーカーのHPにアップされていたレシピ、仙台麸じゃがを作りました。肉じゃがも肉代わりに仙台麩を用いたという安直レシピです。 ![]() 【材料】 仙台麸(1.5cm厚/水で戻す) 8枚/じゃがいも(乱切り) 3個/玉ねぎ(くし形切り) 1個/ニンジン(乱切り) 1本/さやえんどう(斜め切り/下茹で) 4枚/サラダ油 大さじ1/【調味料】砂糖 大さじ1/2/醤油 大さじ2/酒 小さじ1/みりん 大さじ1/水 400ml 【作り方】 1. 鍋にサラダ油を熱してじゃがいも、玉ねぎ、ニンジンを炒める。仙台麩、【調味料】を加えて煮る。さやえんどうを添える。 肉の代替品として麩などを用いるレシピって正直大嫌いなんですが、この料理だと肉代わりなどでなくしっかりと仙台麩としての存在感で美味しく頂けます。久し振りに和風の煮物を作りましたが実に美味しくいただけました。というか珍しく丁寧に調理したことも仕上がりの良さに繋がったのかな。 今年は久し振りにゴーヤチャンプル―にハマっています。それじゃあチャンプルーの定番食材のひとつである麩も入れてみよう、せっかくなら仙台麩を入れてみようという捻りなしの直球料理を作りました。 ![]() 【材料】 豚肉(一口大/塩、胡椒する) 150g/塩・胡椒 適宜/木綿豆腐(2等分/1cm幅) 200g/ゴーヤ(縦2等分/5mm幅) 1本/卵 2個/鰹節 1袋/【調味料】酒 大さじ1/醤油 大さじ1.5/オイスターソース・ごま油 大さじ1/顆粒だし 小さじ1/2 【作り方】 1. フライパンにごま油を熱して豚肉、豆腐を炒める。ゴーヤを加える。【調味料】を加える。溶き卵を加える。皿に盛って鰹節をふる。 余りの旨さにすでに3度も作ってしまいました。肉は一般的に豚バラ肉や三枚肉、ポークランチョンミートなんかを使ったりしますが、ぼくにはこの合びき肉がもっとも好みに合っているようです。物価高騰の折にお手頃な舌に生まれついて良かったと思うべきか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/09/17 08:30:07 AM
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