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カテゴリ:文京区
所用があって立て続けに本郷三丁目にやって参りました。都心部では呑み屋はあってもぼくが呑みに行きたいと思えるような酒場はますます減っているようです。でもせっかく本郷三丁目にいるのだから是非ともこの界隈で呑みたいものです。以前都心で仕事していた頃にはちょくちょくこの界隈で呑んだものですが、情けないことに当時呑みに来ていた酒場のことなど記憶から消え失せていたからとにかく歩き回るしかないのです。スマホで店探しするのが一般的かもしれませんが、何かと選り好みするぼくの場合は、ネットの情報ではなかなか目当ての酒場を見つけるのが難儀なのです。というか、そもそも本郷三丁目などかつて散々歩き回ってもいるし、ネットでリサーチもしているのだから、ここぞという酒場が突如出没することなどあろうはずもないのです。
そんなこともあって界隈をほぼ虱潰しするように歩いていると、ノーマークだったと思われる酒場に遭遇する者です。まずは「春木町 おかづ」なるお店が目に留まったので早速入るのですが、夜の支度をしていないのでと断られてしまいます。食事されているお客さんがいるってのにねえ。建物は新しそうに思えましたが,店内はなかなか渋好みな造りだったのでいつか呑みに来たいと思うのです。続いて見つかったのが「諏訪」です。これはなかなか古風な構えの酒場ではないかと早速店に入るのですが、今日は団体さんの予約が入っていて仕込み中であるとのこと。これだと仕込みが終われば呑ましてもらえるってことかな。しつこくお尋ねすると今晩はごめんなさいとのことです。何だ残念だなあ。改めて食べログを見ると掲載保留マークが付いていますが、もしかすると常連から連絡があった時だけしか店を開けないってことなのかな。「酒処 さいとう」では、どういう理由だったか忘れましたが入れませんでした。これは困った。 すぐに思い付いた、いや本郷三丁目に来ることが決まったた時点で久し振りにお邪魔するか迷っていた「加賀屋 本郷店」があるのです。こんなことなら迷わず最初からここに来ればよかったです。相変わらずのオオバコで8割程の入りと繁盛ぶりも相変わらずのようです。ご存じでしょうが、こちらの「加賀屋」が本店。板橋で1965年に産声を上げた一号店が移転して本郷店となったそうです。久しぶり過ぎて思い出せませんが、こちらでカウンター席で呑むのはもしかすると初めてかも。店の従業員は以前と比べると外国人が随分多くなったように思われます。これはこれで悪くないなあ。難があるとすれば黒板メニューが見にくいってことですかね。それとオオバコならではのさんざめきを存分に堪能することができない、つまり賑わう店内の様子を眺めるのが不自然な姿勢を取らねば享受できないのです。とはいえ系列の本店であるのにここは他の系列店とは明らかに一線を画しています。店の希望もそうですが、何より魚介への力の入れようが明らかに充実しているのです。随分食べていない気がしたのでハマチ刺しを頼みましたが実に充実した盛り付けで嬉しくなってしまいます。ホッピーじゃなく日本酒が正解だったかなあ、まあいいか。もつ焼きも黒板メニューから数串注文してるしね。それにしても東大も程近く高級住宅地を間近に控えるこの土地に斯様に大衆的かつ活気のある酒場があるのはまっこと素晴らしいことだと思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/12/29 08:30:08 AM
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