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カテゴリ:里山の植物と生き物
水路で沢蟹を見つけました。
昔は良く見かけましたが、最近は見る機会が少なくなったような気がします。 大体は、川の上流域から中流域にかけて生息している日本固有種で、一生を淡水域で過ごします。 和名の通り、水のきれいな沢や小川に多く、水質のきれいさを測る「指標生物」に指定されています。 蟹の語源は諸説あるらしいのですが、カニのカは「殻」、ニは「丹」丹は赤いという意味で、殻の赤い所から「蟹」だそうですが、本当かどうかは分かりません。 今回の蟹の場合は、赤というより茶色ですが、茹でると赤くなるそうです。 日中は、このような草や石の下などに潜み、夜になると動き出します。 活動期は春から秋で、冬には岩陰などで冬眠するそうです。 ちなみに寿命は、数年から約10年位と言われています。 食性は雑食で、水生昆虫・カタツムリ・ミミズ・藻類など何でもたべます。 しかし、天敵も多くてカエル・カワセミ・サギ・イノシシ・イタチなどですが、アカショウビンという記載もあり驚きました。 実際に手でつかんでみると、両方の鋏を広げて威嚇してきます。 この蟹は、甲羅が3センチ位と大きめの蟹でしたが、これより小さな蟹は色が段々赤くなっていくように思います。 本当に久しぶりに見た沢蟹でしたが、沢蟹がいてくれている事が水のきれいさや、自然の豊かさの証明であることは、本当に嬉しいことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/05/11 06:52:55 PM
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