おじなみの日記

アメリカのブラックメタル「Ensepulchred」の2ndフルアルバム。

バンド構成は
Owen Barker 　 Keyboards, Drum Programming, Guitars
John Shipley 　 Vocals
Dustin Redington 　Vocals, Bass

歪んだギターやトレモロリフやブラストビートを期待するとガッカリするかも。

1曲目「Graves Upturned」
独特な世界観のシンフォブラックっぽい音です。
Keyが前面に押し出されててボーカルはやや奥でうごめくように絶叫しています。
なかなか恐怖心煽られるProgrammingです。
2曲目「Embrace Your Decaying Children And Weep」
音質は凄く良い。MIXのバランスなどは好み分かれる少し極端な感じです。
ボーカルがやや奥でも自分はこのバンドの音、かなり気に入ってます。
物悲しく美しいフレーズが前面に流れ、後で嘆きなのか怒りなのか絶叫が続いてます。
3曲目「In A Dark Place With No Escape」
前の曲とテンポや雰囲気が近いパートから始まるのですが、
すぐに重めなフレーズへ展開。不安感が迫ってくるような世界です。
4曲目「Along Paths Where The Infected Lurk」
早足で急かされてるような圧迫感があって最初に聴いた時に一番気に入ってた曲。
この曲も映画のサントラのような作品です。
5曲目「Beneath Frozen Fields」
この曲はまた違った風景を感じるような少し軽い音です。
ギターやベースの存在はかなり薄い。
6曲目「Unforgivable」
このバンド、本人たちがブラックメタルと言ってるからそうなんだろうけど、
普通に初めて聴かされると違うジャンルに感じるように思う。
この曲なんか平成ガメラシリーズの中で流れててもおかしくないような曲だと思う。
7曲目「The Twelve Kingdoms」
この曲はガメラと言うよりアルジェントの映画に流れてきそうな雰囲気。
フェノミナ辺りのアルジェントの映画。
8曲目「A Chapel Overlooking The Abyss」
この曲が今は凄く好きでリピートして聴いたりしてる。
展開の不気味さやアレンジの派手さも好きです。
9曲目「One Final Nightfall And Then Silence Eternal」
最後の曲も展開がおもしろくてアレンジも凝ってて気に入ってる曲です。
2001年作品「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」に流れてきそうな感じ。
最後の30秒は夜中１人で聴くとちょっと怖いかも＾＾