おじなみの日記

1965年〜1977年の日本歌謡ブルースのレア曲を集めたアルバムです。
中古レコード店で手に入れることは非常に難しいEPも多く、
貴重な音源もかなり収録されてるコンピレーションアルバムです。

1曲目「青いブルース」　　　　1965年　　愛田栄美さん
2曲目「昆虫ブルース」　　　　1965年　　岬エリさん
3曲目「三味線ブルース」　　　1965年　　赤坂まり江さん
4曲目「純愛のブルース」　　　1965年　　渡哲也さん
5曲目「流れ星のブルース」　　1966年　　朝丘雪路さん
6曲目「まぼろしのブルース」　1967年　　美川憲一さん
7曲目「星降る夜のブルース」　1967年　　緑川アコさん
8曲目「マンハッタンブルース」1967年　　青山ミチさん
9曲目「ハード・ボイルド・ブルース」1967年　　島崎徹さん
10曲目「星のブルース」　　　1969年　　瀬川瑛子さん
11曲目「あきらめのブルース」1969年　　小松おさむとダーク・フェローズ
12曲目「四時半ブルース」　　1969年　　一筋太郎さん
13曲目「ひとりぼっちのブルース」1970年　　青沙れみさん
14曲目「女一匹のブルース」　1971年　　藤純子さん
15曲目「ないないブルース」　1971年　　山下洋治とムーディ・スターズ
16曲目「女番長ブルース」　　1971年　　八田富子さん
17曲目「鉄砲玉ブルース」　　1971年　　渡瀬恒彦さん
18曲目「かぞえ唄ブルース」　1972年　　柳亜矢さん
19曲目「人生ブルース」1974年　　水前寺清子さん
20曲目「女の大阪ブルース」1974年　　平和勝次とダークホース
21曲目「冬子のブルース」1975年　　淡谷のり子さん
22曲目「ホームシック・ブルース」1975年　　小林旭さん
23曲目「ジグザグブルース」1975年　　西郷輝彦さん

このタイトルだけで聴いてみたくなる人も多いと思う。

オススメ曲は山ほどあるけど、中でもやっぱり青山ミチさんの8曲目「マンハッタンブルース」が良い。
この曲は「青山ミチ　ゴールデンベスト」の1曲目に収録されるほどの曲ですが・・・
青山ミチさんの「……ブルース」の中では「俺のブルース」がもっと強烈です。
「俺のブルース」はこのコンピレーションアルバムに入れてほしかった。
「男ブルース」も「俺のブルース」に負けていないインパクトのある名曲です。
「恋のブルース」もカッコいい曲で青山さんの歌唱も最高です。
「女ブルース」もじっとりと歌い上げる女歌。
「港ブルース」は柔らかく歌う女歌ブルースです。

緑川アコさんの歌う7曲目「星降る夜のブルース」も好きな曲です。
水前寺清子さんの歌う19曲目「人生ブルース」は圧倒的な歌唱力を楽しめます。
ブルースの女王、淡谷のり子さんのレアなブルース曲21曲目「冬子のブルース」は悲しすぎる曲です。

一筋太郎さんにブルースのイメージはあまりないけど12曲目「四時半ブルース」はブルースと言うより
コミカルな踊り曲のような感じ。でもあの発声で歌うので不思議な世界になってて楽しい。

このCDで一番聴きたっかた曲は2曲目「昆虫ブルース」です。
タイトルは何十年も前から知ってたけど、聴いた事がなくこのCDで初めて聴けた。
もっと昆虫を何かに例えたり、昆虫の事を歌ってるのかと思ってたら、
「♪あたしが花なら　男はみんな花をかみきる　昆虫さ」って所だけです。
「花をかみきる昆虫」ってあまりいないと思うのですが、ハムシの一部の種類は花を好むそうです。
あと、マメコガネもよく花に付いて花びらをかじってるか…。
蝶と蛾の幼虫も花びらを食べる事もあるかも。基本的に葉っぱを食べる印象ですが。
花びらを食べるのはナメクジが一番有名。これは昆虫じゃないけど。

「宗右衛門町ブルース」で有名な平和勝次とダークホースが歌う20曲目「女の大阪ブルース」は
お色気コーラスがやり過ぎです＾＾；　ここまで喘ぐ必要はあるのか・・・＾＾

9曲目「ハード・ボイルド・ブルース」はこのCDで初めて聴いた曲。
楽曲もスローテンポのジャズブルースの世界でアレンジ、演奏はカッコいい！
島崎徹さんの歌唱は強烈です。　森進一さんを多少意識してる所もあると思う。