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テーマ:今日聴いた音楽(74328)
カテゴリ:昭和歌謡・流行歌・アイドル
二見颯一さんの最新アルバム。
「颯~はやて1~」「「颯~はやて2~」は完全ミニアルバム扱いでしたが、今回は9曲収録なので アルバム扱いになると思う。 二見颯一さんのCDはシングルもアルバムも全て買って聴いています。 中露半端な歌唱力感を感じてた昭和後期〜平成中期デビューの演歌歌手に比べ、 (中にはズバ抜けて上手い人もいましたが…) 今の若手演歌歌手は本当に歌が上手い人が多く、個性も豊かになってると思う。 歌謡曲、演歌は昔からずっと聴いてるけど、2010年頃からおもしろくなってきた。 中でも特に二見颯一さんの歌はお金出して買ってもいいかなと思える歌唱力。 民謡出身の人の声はやはり魅力がある。 それから二見颯一さんはyourubeで生配信してて、その中でアカペラで昭和歌謡、民謡などを 歌っています。普通アカペラだと本当に上手くないと聞くに耐えないのですが 二見颯一さんのアカペラは本当に素晴らしい。 それに本当に20代の人なのか?と思うような選曲で驚かされる。 昨日の配信でも(自分は生では観てなくていつもアーカイブで観てる)三波春夫さんを2曲、 三橋美智也さんを2曲、そして民謡を2曲、最後にオリジナル曲を2曲と 歌をたっぷり聴けた。 これまでのミニアルバムにも自分が大好きな三波春夫さんの「雪の渡り鳥」や 三橋美智也さんの「古城」「達者でナ」他にも春日八郎さんの楽曲や昭和の名曲をカバーしています。 1970年代以降の演歌のカバーは結構誰でもしてるけど、40年代〜60年代の曲はそれほど歌われてないように思う。 本当に歌が上手くないとカバー出来ない歌手が多かったのもあって、 ちょっと歌が上手いぐらいの歌手には歌いこなせない曲だらけです。 男性演歌歌手では三波春夫さん、三橋美智也さん、春日八郎さん、藤山一郎さん、東海林太郎さん フランク永井さん、岡晴夫さん・・・挙げきれないほどハンパない歌うまが多くいます。 その次の世代では森進一さんがダントツに凄いと思う。個性の面でも歌唱力、声域の面でも。 50年代〜70年代歌謡は、女性歌手の事の方が多く書いてますが・・・。 畠山みどりさん、島倉千代子さん、水前寺清子さん、こまどり姉妹、坂本スミ子さんが 特に好きなのでかなり偏って書いています^^; 今回のアルバムのカバー曲もかなりしぶいところを突いてきました^^; 1曲目「夢情の酒」 作詩:森坂とも/作曲:水森英夫/編曲:石倉重信 2曲目「ごめんよ」 作詩:森坂とも/作曲:水森英夫/編曲:石倉重信 3曲目「修善寺の夜」 作詩:たきのえいじ/作曲:水森英夫/編曲:伊戸のりお 4曲目「若竹」 作詩:保岡直樹/作曲:水森英夫/編曲:伊戸のりお 5曲目「伊豆の佐太郎」 作詞 西條八十さん 作曲 上原げんとさん 6曲目「星屑の町」 作詞 東條寿三郎さん 作曲 安部芳明さん 編曲 斉藤功さん 7曲目「放浪のはて」 作詞 かず翼さん 作曲 水森英夫さん 編曲 斉藤功さん 8曲目「長崎の夜」 作詞 日野浦かなでさん 作曲 水森英夫さん 編曲 竹内弘一さん 【ボーナス・トラック】 9曲目「ただ、会いたい~母へ~」 作詞 にしかずみさん 作曲 西つよしさん カバー曲1曲目は5曲目「伊豆の佐太郎」です。 凄いヒット曲なので知ってる人が多いのは当然ですが、歌い継がれていないので忘れ去られそうに なってる曲でもあるような気がする曲。 高田浩吉さんの大ヒット曲です! 股旅物らしい軽快なナンバーで間違いなく名曲なのですが、この曲をカバーした人って これまでにいたのか?って思う。かなり渋いチョイスに思える。 高田浩吉さんと言えば、よくカバーされるのはやっぱり「白鷺三味線」でしょう・・。 この曲は知らない人は少ないと思うほど今でも歌い継がれて残って行く曲。 二見颯一さんの「伊豆の佐太郎」、かなり良いですよ。 昭和歌謡ファンなら必ず納得させられる歌唱だと思う。 カバー曲2曲目は6曲目「星屑の町」です。 これもやや変化球での選曲。 三橋美智也さんの大ヒット曲ですが、1950年代の一連の作品とは少し異質なジャジーな演奏と ムード歌謡っぽい雰囲気もある曲。 自分はこの曲は三橋美智也さんの代表曲のひとつだと思ってるのですが 意外にもあまり語られていない曲のような感じがします。 他に大ヒット曲や三橋さんが歌った事で有名になった民謡など代表曲が多すぎるから仕方ないんだけど。 この前「おさげと花と地蔵さんと」や「母恋吹雪」を聴いてたけど、 三橋美智也さんのスコーンと抜ける声が、よけいに悲しい曲が辛く感じられ泣ける。 やまびこボイスの二見颯一さんに「おさげと花と地蔵さんと」は合うと思う。 歌中で「♪さようなら〜 呼べば遠くで さようならと」とやまびこエコーを掛ける演出が ある曲です。 そう言えば昨日の二見颯一さんの配信で三橋美智也さんの「ご機嫌さんよ達者かね」を 二見さんがアカペラで歌ってました。 三橋さんの「ご機嫌さんよ達者かね」自体がボーカルがかなり前に出てるレコーディングなので アカペラが凄く自然に聞こえた。 このアルバムのための新曲2曲の事を。 7曲目「放浪のはて」は静かで悲しげな昭和古賀メロディのような深みのあるナンバー。 アレンジが完全に1950年代後半って感じの渋い演奏。 二見颯一さんの歌唱も最高です!ホントに歌が上手い! 8曲目「長崎の夜」は1969〜73年の頃の森進一さんの曲のような印象の良い曲です。 昭和歌謡のイイ部分をきっちり残したような正統派流行歌って感じです。 このアルバム用の新曲2曲続けて聴いてると、歌謡曲全盛のキラキラしてた時代に タイムスリップしたような感覚になれる。 ボーナストラックの「ただ、会いたい~母へ~」は西つよしさんの2010年発売の名曲。 何かの曲を書いた時にこの曲の事も書いたように思うけど、 親になる資格を持たない人が自分の子供をペット同様にしか扱うことが出来ずに 自分勝手に不幸な子供を増やしてしまう。そんな事を考えさせられる曲。 辛辣な描写はないのですが、かなりきつい曲です。 このアルバムに入ってるシングル曲4曲の中では、自分はやはり「若竹」が一番好きです。 「修善寺の夜」のカップリング曲だったのですが、1960年代の畠山みどりさんが 袴姿で歌っても合いそうな力強い応援歌です。 「夢情の酒」のアレンジ、メロディーも凄く気に入ってよく聴いています。 二見颯一さんの歌唱がこの曲でも素晴らしい。 このアルバムに入ってませんが、最新シングル「0時の終列車」とカップリング曲「木曽の峠」も 聴けば聞くほど深みが出てきて、スルメ曲として今頃、よく聴いてます。 二見颯一さんの楽曲はスルメ曲が多いように思う。時間差で好きになってくる事が多い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年09月11日 02時04分50秒
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