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おじなみの日記

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2023年10月12日
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カテゴリ:宝塚歌劇
1976年に発売された「ベルサイユのばら」のテーマ曲を集めたアルバム。
宝塚歌劇団はその頃は東宝レコードからLPとEPをリリースしていましたが、
「ベルサイユのばら」の大ヒットで目をつけたのがCBSソニー。
安奈淳さん、榛名由梨さん、寿ひずるさん、峰さを理さんを所属アーティストに迎えて
LP、EPをどんどんリリースしてきました。
劇団の実況盤とベルばら以外の主題歌シングルは安奈淳さんも榛名由梨さんも東宝レコードから発売。
契約はどうなってたのか不思議。
でもまあ、QUEENとフレディのソロがレコード会社違ってる事もあるし(1985年〜)、
そんなに珍しい話でもないのかも知れない。








A面
1曲目「愛あればこそ」    安奈淳さん
2曲目「夢の馬車」      榛名由梨さん
3曲目「愛の巡礼」      安奈淳さん
4曲目「心のひとオスカル」  榛名由梨さん
5曲目「駈けろペガサスの如く」安奈淳さん
6曲目「白ばらのひと」    榛名由梨さん


B面
1曲目「ばらベルサイユ」    寿ひずるさん
2曲目「ばらのスーベニール」  峰さを理さん
3曲目「愛の怯え」       峰さを理さん
4曲目「結ばれぬ愛」      寿ひずるさん
5曲目「そは薔薇の花」     榛名由梨さん・安奈淳さん


(オフィシャル舞台写真。この頃のカラーの舞台写真やスチールは高価だった)







CBSソニー版のベルサイユのばらのテーマ曲は
歌謡界を代表するアレンジャーが編曲を担当。
馬飼野俊一さん、馬飼野康二さん、高田弘さん、あかのたちおさんと言う
誰もが知っている4人が担当。

このアルバムは、宝塚オリジナルとは一味違う楽曲単体として
じゅうぶんに楽しめるようにスタジオレコーディングされています。

1曲目「愛あればこそ」の編曲は馬飼野俊一さん。
馬飼野俊一さんは天地真理さんの「ひとりじゃないの」「虹をわたって」「恋する夏の日」などの
超大ヒット曲のアレンジを担当した。
チェリッシュの「若草の髪飾り」「てんとう虫のサンバ」「白いギター」のほか、70年代の有名な
歌謡曲の多くを担当しています。
100周年BOX「TAKARAZUKA BEST SELECTION 100」には、このCBSソニーヴァージョンを収録。

2曲目「夢の馬車」を榛名由梨さんが歌ってるのも不思議な感じ。
これがソニー版のおもしろい所。
「♪行くは〜フランス憧れの国 白い〜大きいお城の中に」の部分では
榛名由梨さんの綺麗なファルセットが聴ける。

3曲目「愛の巡礼」と言えば自分の中では安奈淳さんか一路真輝さんの声で脳内再生される曲。
このアレンジも1曲の歌謡曲のようにアレンジされています。編曲は高田弘さんです!
ちあきなおみさんの「喝采」「夜間飛行」や桜田淳子さんの「私の青い鳥」「夏にご用心」、
いしだあゆみさんの「ブルーライトヨコハマ」を編曲した方です。
イントロのヴァイオリンのフレーズは劇中のオリジナルのフレーズを使っています。

4曲目「心のひとオスカル」は馬飼野俊一さんの編曲。
この曲も上質な歌謡曲として聴けます。
使ってる楽器やフレーズはアグネス・チャンの曲を編曲した時によく使ってた時のものに近い印象。

5曲目「駈けろペガサスの如く」を安奈淳さんの声で聴けるのはソニー版ならでは。
この曲と言えば鳳蘭さんのイメージが強すぎる曲。
高田弘さんの編曲も素晴らしく劇中歌の印象とはまた違った感じで楽しめます。

6曲目「白ばらのひと」は榛名由梨さんが歌うのが一番しっくりくる。
この曲は榛名由梨さんの声で聴きたくなる曲なので、このソニー版でノーカットヴァージョンが
聴けるのは貴重です。編曲は馬飼野康二さんです。良いアレンジ!








B面
1曲目「ばらベルサイユ」は寿ひずるさんでレコーディングされています。
このレコードを買った当時は何で安奈さんと榛名さんで録らなかったのかって思ってたけど、
何度も聴くたびに、この寿ひずるさんの美しい声で聴くヴァージョンも大好きになった。
高田弘さんのアレンジも素晴らしくドラマチックです。

2曲目「ばらのスーベニール」は峰さを理さんの柔らかい声で楽しめます。
演歌系の編曲でも有名なあかのたちおさんのアレンジ。
完全に1曲の歌謡曲として出来上がっています。
あかのたちおさんと言えば、まずビューティ・ペアの「かけめぐる青春」からの1連のシングル曲の
編曲を担当した事を最初に思い出す。
他にも田中星児さんの「ビューティフル・サンデー」や細川たかしさんの「心のこり」、
内藤やす子さんの「弟よ」、桜田淳子さんの「花物語」を編曲しています。

3曲目「愛の怯え」は峰さを理さんの声で聴ける。
この曲は元から完全な歌謡曲なのですが、あかのたちおさんがより歌謡曲なアレンジをしています。
シングルでも発売されたように記憶してます。
峰さを理さんの歌唱が最高です!

4曲目「結ばれぬ愛」は 寿ひずるさんの歌唱です。
この曲も元から完全な歌謡曲です。
馬飼野康二さんの編曲で単体の良質な歌謡曲としてレコーディングされています。
西城秀樹さんの「傷だらけのローラ」「ブルースカイ・ブルー」、
そして宝塚歌劇でも使用された「炎」も馬飼野康二さんの編曲です。


5曲目「そは薔薇の花」を安奈淳さんと榛名由梨さんが歌ってるのも貴重。
そう!この曲はあの「♪青きドナウの岸辺に〜 生まれた一粒の種」とマリー・アントワネットが
歌い上げる曲です。
オスカルとアンドレのデュエットでこの曲を歌っているようで不思議な感じ。
またこの二人のハモリも良くて何度も聴きたくなる1曲です。

この「そは薔薇の花」は寿ひずるさんもテンポを上げて更に歌謡曲にアレンジしたヴァージョンを
レコーディングしています。
2002年に再発されたCD版には収録されています。



(LP裏ジャケ)





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最終更新日  2023年10月12日 06時33分58秒


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