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2005.11.22
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カテゴリ:生活
会社の取引先の30代の女性T子と食事に。

いろいろ話がはずんだ。

「この間、話題になった、あの人がT子さんの彼かと思ってたわ」と私はカマをかけた。

仕事が好きな彼女は独身。

これまで、浮いた噂を聞いたことがなかったが、聞いてみたくなったのだ。

「ううん、あの人の兄さんと付き合ってるんよ」とT子は、あっけなく白状し、

「でも、結婚を迷ってる・・・」と続けた。

やっていけるか心配なのだそうだ。
完璧に仕事をこなす彼女だから完璧に主婦もこなしたいのかもしれない。

「結婚はいいよ。
毎日のように喧嘩もするけど、それでも結婚はいい」と私は言う。

「例えば・・・」と私は言う。

★例えば、先日行った伊賀上野。
もし、私が行くのなら伊賀上野という選択肢はなかったはず。

でも行ってよかった。

松尾芭蕉の生家を見たり、門人の家を訪ねたり、貴重な古い建物を見たり・・・。

京都や鎌倉などの観光地にない、人々の親切にも触れた・・・。

それは夫にもいえると思う。

夫は、これまで何回か伊賀上野に行ったという。
けれども、芭蕉の家に行ったのは初めてだという。
俳句に興味のない夫には、「伊賀上野→松尾芭蕉」という選択肢がない。

★例えば、私(夫)なら絶対に食べない食材を買ってくる夫(私)。

★例えば、私(夫)なら絶対に見ない映画や本を薦める夫(私)・・・。



ひとりだと弁当で済ませてしまうかもしれない食事もふたりなら、
食べてくれる人がいるなら作る気にもなる。

「料理のレパートリーが少ないから、心配・・・」
と言っていた彼女に簡単で美味しいレシピを書いて贈ろうと思う。

+++

「今日は『いい夫婦の日』にふさわしい話題だったね」と帰り道私が言った。

夫と毎日のように喧嘩をしながら思う。

それでも、ひとりより二人がいい。         

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・・・・・・・・・・・・・・・

◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★11月22日*いのこ*UP





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Last updated  2005.11.23 11:52:09
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