テーマ:お勧めの本(7221)
カテゴリ:読書
女優、壇ふみと作家、阿川佐和子の往復エッセイ。
人生を堪能する術を熟知した「女ともだち」の鋭く辛辣なやりとり、歳を重ねることが、少しだけ怖くなくなってくる。 「口から生まれた双子座」vs「天然の饒舌」対決。 面白い!! それぞれの、タイトルからして笑える。 例えば、 *「オコゼの出た日」と壇ふみが書けば、 *「タラモの出る店」と阿川佐和子が返す。 *迷う朝食(阿川) *迷わぬ朝食(壇) *愛と血だらけのキャベツ(阿川) *愛と哀しみのコーヒー(壇) *悪食の犬(壇) *美食の亀(阿川) *不精なスパゲッティ(阿川) *律儀なソーメン(壇) *不条理なクッキー(壇) *不揃いのクッキー(阿川) などなど・・・・。 次から次へと、よくもこんなにと思うほど、面白い文章を書いている。 さすが、「口から生まれた双子座」、壇ふみと「天然の饒舌」阿川佐和子だ。 このピッタリと息の合った、漫才コンビのような二人は、知人の紹介で知り合った。 性格が一緒なのかというと、これが正反対。 なにごとも大雑把なアガワに対し、 「ノートの罫線から字がはみ出すのさえ許しがたく、下に定規をあてながら筆記していた超几帳面な少女だった」壇ふみ。 会う度に親しくなって、親友になった二人。 「アガワサワコは、ダンフミが二十代後半でようよう与えられた、天の恵みである。 ご褒美である。」とダンフミこと壇ふみは冒頭で書いているほど・・・。 一緒に旅行に行ったり、食事をしたり・・・。 女どうしの付き合いは楽しい。 *女遊び*の面白さを私が知ったのは、30代だった。 以来、考え方や行動などもガラリと変わった。 もうすぐ、女友達と、京都に桜を見に行く。 楽しきかな、女遊び! さくら咲く一揆の末の青木村の貧苦ほろびしのちの山鳩 馬場あき子 ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★4月2日**さくら・さくら*メモ*UP ・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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