テーマ:スローライフ(923)
カテゴリ:父の麦わら帽子
今から50年以上前の、私の小さい頃の夏休みの楽しみは、七夕、盆踊り。
そして、8月23日の夜の地蔵盆だった。 30軒ほどの小さな集落の中にある祠。 日が暮れると、そこに、子どもたちが集まる。 村の母親たちが総出で、音頭を取りながら、踊る。 もちろん、子どもたちの踊る。 小学校や寺でやるような大掛かりな盆踊りではなかったが、家からすぐの場所で顔見知りの人ばかりの中で、過ごす夜は、楽しかった。 ひとしきり、踊ると 「さあ、並んで・・・。」とうながされ、並ぶと、白い紙に白砂糖を一つまみ。 甘いものと言えば、スイカかサトウキビくらいしか食べない当時の子どもにとって、白砂糖は、ショックな甘さ。 とっておいて、砂糖水にしよう、と思い、眺めているうちに・・・。 「チョットだけ・・・。」舐めたいという誘惑に負けて、ついつい舐めてしまう・・・。 夏休みのはじまった頃は、いつまでも続くと思う長い長い休みに思えた。 しかし、地蔵盆が終わる頃、この楽しい夏休みがもうすぐ終わるのかと、寂しい気持ちになってきた。 ■川で泳げるのも、■もうあと数日・・・。 50年以上前の地蔵盆の頃には、心なしか風は涼しく感じた。 ■父の麦わら帽子■ ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2020年8月23日*トリビアの井戸:七日盆の髪洗い/* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.27 01:19:58
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