テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画
父さん、母さんのために、僕は踊り続ける! 中国の小さな村に生まれ、毛沢東の文化政策によってバレエの英才教育に選抜された少年、リー・ツンシン(ツァオ・チー)は、500万人に1人という難関をくぐり抜け、北京の舞踊学院で厳しい訓練の日々を過ごす。 やがてリーはアメリカに渡り、その類稀な才能が認められることに。 ダンサーとしてさらなる成功を望む彼は自由な新天地に大きな夢を託す。 それは彼と家族にとって新しい人生の始まりだった…。 バレエなどと無縁の少年がバレエの才能を発揮し、やがて有名なプロダンサーとなる■リトル・ダンサー■。 これは、その中国版。 しかし、時代が文化大革命の時代。 ★学校で古典バレエを習っている生徒たちの所に、あの江青(こうせい)女史やってきて、革命のために戦うバレエでなければならないと言う。 「それは、バレエじゃない」という教師に対しては、学校をクビにする。 学校は、人民服に銃というスタイルで踊らせる。 すると江青(こうせい)女史は納得する。 今回調べてみたら、実際にそういうことがあったそうだ。 そういう時に、得た3か月間のアメリカ留学。 ★着ている服に毛沢東バッジを付けているツンシンに 「毛沢東は好き?」と聞く、バレエ団員。 「もちろん、君もアメリカの大統領が好きでしょう?」とツンシン。 「好きかって? とんでもない」と大笑いの団員。 するとツンシンは慌てて、 「シッ!! 誰かに聞かれたら、どうするんですか!!」と言う。 中国では、国の幹部を批判するとどうなるか分からないほどの仕打ちがまっているからだ。 その決意にどれほど苦悩し、踊り続けたのだろうか? それでも息子を信じつづけた父と母・・・。 これはミハイル・バリシニコフと並び、亡命してなお活躍した男の感動の実話である!! リー・ツンシン役にツァオツー。 リー同様、彼も中国で生まれ、北京舞踏学校でダンサーとして教育を受けた。 15歳の時にイギリスに渡り、95年に英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団に入る。 その類稀な才能が認められて、2002年にはバレエ団のプリンシパルとなる。 圧巻のバレエシーン。 ツンシンを演じるために生まれたような人だ。 原題は「毛沢東の最後のダンサー」。 美しいバレエシーン満載の感動的なオーストラリア映画だ。 ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2010年10月1日*豆名月・栗名月・・・片見月/ごめんね、母さん・・・祭のごちそう * ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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