テーマ:暮らしを楽しむ(383648)
カテゴリ:チープシック
■浜辺 遥さま■
~たっぷりと君に抱かれているようなグリンのセーター着て冬になる~ 俵 万智 やっと、セーターの着られる季節になってきました。 今年は、いつまでも暑くて、春、夏、夏、冬。 秋をとばして冬になったみたい。 私からは、これが最後の手紙になりました。 最後になにを書こうかと迷いました。 お別れ、と言えばハンカチかな? 手紙につきものの筆記用具か、いえいえ、お別れは、やはり、みどり、緑、グリーンです。 だって、私たち、緑の糸でつながっているんですもんねぇ。 「みどり」といっても、これまた多くて・・・。 何にしようかと迷います。 グリーンのセーター、セーターに合わせて買ったグリーン地のタータンチェックのマフラーやスカート。 グリーンの地に花模様の布は、友人のIさん宅に遊びに行く途中買ったもの。 この上に濃い無地のグリーンの布(妹が学生時代にはいていた、プリーツスカートをほどいたもの)、これを二枚重ねにして テーブルクロスとするのが、ここ数年、12月のならわしとなりました。 食器もあるある、みどりのもの。 それらは、ほとんどが、もらったものだけど、お気に入り。 Sさんからもらった、塗りのふたつきのお椀、O氏からもらった、白い小さな花がかわいい湯のみもみどり (5個もらったけど、Tさんと分けました)、手塩皿(てしょうざら)に大きな古い鉢。 ガラスたちも負けてはいません。 グリーンの古いグラスに、これまた古いガラスの鉢ふたつ(ひとつは、里山で拾ったもの)。 これら、グリーンの食器を真っ白なテーブルクロスの上に並べてテーブルセッティングしてみたい。 いえいえ、前述のグリーンのダブル掛けのテーブルクロスに、真っ白な食器を並べた方がいい、ぜったいいい。 そして、ぜったい忘れてはいけない「みどり」がわが家の小さな庭を彩るみどりです。 めんどうくさがりの私も、道路工事のため撤去されようとしていた、葡萄の木をもらって来たのをきっかけに 今ではすっかり気分は庭師。 先日、Sさんのガイドで天王寺公園にある大阪市立美術館に行ってきました。 行く途中、路上生活をよぎなくされている人たち(彼らは以前は天王寺公園を棲家としていたのですが追い出されたのです)の 住まいが延々とある道を通りました。 その中のひとりは、植木鉢を2~3個住まいの横に並べていて如雨露で水やりをしていました。 人間は、どんな状況にあっても土や水やみどりと関わっていたいんだなと思い胸が熱くなりました。 さて、最後にお別れのご挨拶を・・・。 緑の糸をたぐりよせるようにして出会った私たち。 「おしゃれ手紙」をきっかけに仲よくなれたことを感謝しています。 これからも緑の縁(どうでもいいけど字が似ている)で仲よくしてくださいね。 寒さが厳しくなります。 お風邪などめされませんように・・・。 1999年 霜月 天地 はるな ◆おしゃれ手紙◆ ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2012年11月25日*ごとび* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.11.25 20:12:44
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