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2021.04.03
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カテゴリ:チープシック

無学な職人から作られたもの、
遠い片田舎から運ばれたもの、
当時の民衆の誰もが用いしもの、
下手物(げてもの)と呼ばれて日々の雑器に用いられるもの、
裏手の暗き部屋々で使われるもの、
彩もなく貧しき素朴なもの、
数も多く価の廉きもの、
この低い器の中に高い美が宿るとは、何の摂理であるうか。

「柳宗悦・雑記の美」より

器の縁に酒を注ぐための注ぎ口が付いているもの。
一合ないし二合程度の量を入れることが出来る、鉢状のものやコップのようなものなどさまざまな形状がある。
現代では徳利の代わりに使用され、瓶から一度酒を注いでおき、片口から盃に注いで飲むのが一般的な使い方である。
日本酒の器以外にも用いられる日本の伝統的な食器である。


この器も前回紹介したのより少し小さい(直径15センチ)
(前回の片口は直径22センチ)。

実家では、一升瓶から一度酒を注いでおき、片口から盃に注いで飲む時に使っていた。

(▲直径15センチのなます皿と並べてみた。)
また、徳利を使って燗をする時に、
一升瓶→片口→徳利と使っていた。

昔は大家族が普通だし、冠婚葬祭を家で行っていたので、必要な器だった。

裏手の暗き部屋々で使われるもの、
彩もなく貧しき素朴なもの、

この片口に美が宿るという柳宗悦の言葉に膝を打つ思いだ。
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Last updated  2021.04.10 22:34:54
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