テーマ:映画館で観た映画(8352)
カテゴリ:映画
音楽、スイーツ、不思議なハーブティー。 しあわせの鍵は記憶の中にある。 幼い頃両親を失ったポールは、そのショックで言葉を話すことができなくなり、過去の記憶を封印したまま33歳の誕生日を迎えた。 そんなポールを育ててきたのは、ダンス教室を経営する風変わりな姉妹の伯母たち。 二人はポールのピアノの才能を伸ばし、世界一のピアニストに育てようと必死だ。 ポールは伯母たちの教室を手伝い、ピアノを練習するだけの孤独な日々を送っていた。 そんなある日、ふとした偶然から、ポールは同じアパルトマンに住むマダム・プルーストと出会った。 部屋いっぱいに植物を育てているマダム・プルーストは、ポールに不思議なハーブティーを勧める。 それは失われた記憶を呼び覚ますための“魔法”。 ハーブティーを一口飲んだとたん、ポールの頭の中には、赤ん坊の頃の幸せな記憶が奇妙な夢のように浮かび上がってきた。 その日から、ポールは伯母たちに隠れてマダム・プルーストの秘密の部屋を訪れるようになった。 チラシを見た時、絶対に行こうと思った。 部屋の壁紙の色、ベランダの窓から入る光、沢山の植物・・・。 なにより、そのチラシ全体のカラーに、この映画は行かなくてはいけないと思うなにかがあった。 調べると、なんと大好きな■イリュージョニスト■の監督! さらに「アメリ」のプロデューサーの最新作であることも分かった。 やっぱり、これは行かなくてはなりませぬ。 「アメリ」の主人公、アメリが住む部屋も、かわいい部屋で憧れてしまったが、今回もまたいい。 主人公、ポールは、パリのアパルトマンに2人の伯母と暮らすピアニストという設定。 家賃の高いパリのアパルトマンにピアノしかもグランドピアノを置ける家って、どんだけ金持ちやねん。 心の中で思ったけど、さっと忘れることにした。 この映画は、夢のような映画なのだから現実的なことを言っていたら楽しめない。 ちなみに、そのグランドピアノって、ものすごくデコラティブなのだ。 ふたりの伯母さんたちの着る服もかわいい。(しかもペアルック) ピアノの部屋の壁の色はミントグリーン。 この部屋には、低めの本棚があって、本棚の上の壁には写真が飾ってある。 背の高い家具は部屋を圧迫するから、こんなの憧れる・・・。 本棚は、本高さと色が統一されていてが素敵。 お茶のシーンが度々あった。 ここはパリだけど、カフェオレじゃなく、紅茶って感じだ。 お菓子を焼形からそのまま食べていたけど、かわいい。 食事のシーンもあったけど、食事を作るシーンは、なし。 生活感ゼロ。 ふとしたことから知りあうマダム・プルーストの部屋もいい。 壁紙の色がマダムの趣味の園芸の緑とお互いに引き立たせていた。 マダムが育てているのは、ほとんど野菜。 野菜ってきれい! なかでも、茎が真っ赤なスイスチャードは、どんな花よりも目を引く。 将来、庭のある家に住んだら絶対に植えたいと妄想。 マダムの部屋のベランダには、鏡が2つ置いてある。 あれは、光を集めるためなのかな・・・。 この映画、「アメリ」が好きな人なら、絶対に好きになると思う。 とにかく、かわいい!!から。 帰りに、本屋さんで見つけた「クウネル」9月号。 ガーデニングがテーマだったので買って読んでいる。 映画の中で、美味しそうにお菓子を食べていたから、紅茶と菓子パンを少々も買って帰った。 ■昨年亡くなった友人■も「アメリ」が好きで映画館で2回見たという。 彼女が生きていたら、絶対にふたりで「ぼくを探しに」で盛り上がっただろうにと思う。 ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.08.08 20:13:20
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|