テーマ:鉄道雑談(1511)
カテゴリ:時事ネタ・主張
■ 映画・ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命■を見た。
この映画では、ジャッキーは、服にお金を使い、ホワイト・ハウスの家具、調度にも贅沢にお金を使う女というように見えた。 もちろん、それはよく知っていた。 大金持ちのオナシスと結婚したのも、贅沢がしたいせいだろうということも知っていた。 そのジャッキーは、ニューヨークのグランド・セントラル駅が取り壊される計画があった1970年代、ニューヨーク市と共に取り壊し反対の先頭に立った。 例えばニューヨークでは、1963年に美しいベン・ステーション(ペンシルバニア駅)を、なんの抵抗もなく破壊して、現在の殺風景な駅に作り替えました。 しかし1970年代に、グランド・セントラル駅の取り壊し計画が発表された時は、ジャクリーヌ・ケネディ・オナシスの先導の下で市民運動が起こり、計画は頓挫(とんざ)しました。 古いものの価値、それを見直して現代に生かそうとする知恵が、そこに芽生えたのです。 こうしてニューヨークは、発展途上国的な感覚から「卒業」することができました。 日本は残念ながら、ずっと「留年」。 そろそろ卒業する時期が来ていると思います。 アレックス・カーの■「ニッポン景観論」■より。 ■「ニッポン景観論」アレックス・カー著■ 「醜悪な建築」「邪魔な工業物」「過剰な看板」などの写真を並べながら、なぜ日本の景観は破壊されるのか、貴重な観光資源を取り戻すにはどうすればいいのかなどを論じた、異色のヴィジュアル文明批評。 悪女とも思われる彼女だが、壊されて53階建てのビルを建築するという計画を取りやめさせた功績はスゴイ!! 1978年に最高裁はニューヨークの「ランドマーク法」を支持し、 ランドマーク法によって、グランド・セントラル駅は守られた。 グランド・セントラル駅を守ったジャクリーンを称え、 パークアベニューとE42ストリートのコーナーにある改装された入り口は「ジャクリーン・ケネディ・オナシス・フォワイエ」と名づけられているそうだ。 安倍首相夫人のやった事が問題になったいる。 首相夫人といえども、自己を主張するのは、大事なことだ。 しかし、自己主張もジャッキーのように、後世に残るものであってほしい。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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