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2019.02.26
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カテゴリ:父の麦わら帽子
 私の子ども時代、今から60年以上前は、よく火を焚いた。
食事を作るにも、風呂を沸かすにも火を焚かなくてはならない。
山に薪を取りに行っても、そこに簡単な石の炉を作り、飯盒でご飯を炊くために火を焚いた。
 冬になると、毎日のように焚火にあたった。
当時の冬服■は、貧しいもので、とても寒かった。

毎朝、学校に途中で、焚火をしている家を見つけると、火に当たった。
大人も子どもも
「寒い、寒い」と言いながら手を火にかざした。
突然、バンッ!!と大きな音がして、私はビックリして飛び上がった。
竹
それは、の破裂する音だった。
竹が温まると、節の中の空気が膨張して、破裂すると父が言った。
それは分かっていても毎回驚いた。

時々、藁を焚いたら、白いポップコーンのようなものを見つけることがあった。
藁に残っていたモミが火によってはじけたものだ。
もちろん、当時、ポップコーンというものを見たこともなければ言葉さえ知らなかったのだが・・・。

焚火の中にポップコーンのようなものを見つけると、
木の枝を使って、さっと拾って食べた。
 寒くてたまらない日は、一斗缶に薪を入れ、家の中で火を焚くこともあった

そんな時父は、火掻き棒で火を調節しながら、昔話や、笑い話をした。
休みの日に、たまに、餅を焼いたり、サツマイモを焼いたりしたのをもらうことがあったが、それは本当に稀なことだった。

最近は、火を焚くことが出来ないので、冬になっても焚火を見ない。

足止めてあたらせて貰ふ焚火かな
能村登四郎

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Last updated  2019.02.26 00:15:56
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