テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画
俺たちが、すべてを暴く。 1970年代半ばのアメリカ。 ロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、コロラド州コロラドスプリングスの警察署で初の黒人刑事として採用される。 署内の白人刑事から冷遇されるロンだったが、情報部に配属されると、新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義団体KKK<クー・クラックス・クラン>のメンバー募集に電話をかける。 徹底的に黒人差別発言を繰り返すロンは、やがて入会の面接まで進んでしまうのだった。 騒然とする所内の一同。 だが、どうやって黒人がKKKに会うのか。 そこで、ロンの同僚の白人刑事フリップ・ジマーマン(アダム・ドライバー)に白羽の矢が立つ。 電話はロン、KKKとの直接対面はフリップが担当し、二人で一人の人物を演じることになる。 任務は過激派団体KKKの内部調査と行動を見張ること。 果たして、型破りな刑事コンビは大胆不敵な潜入捜査を成し遂げることができるのか……。 第71回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝き、第91回アカデミー賞でも脚色賞を受賞した、スパイク・リー監督による史実を基にしたクライム・サスペンス。 白人至上主義を掲げる過激派団体KKK(=クー・クラックス・クラン)への潜入捜査を試みる黒人刑事の活躍を描く。 デンゼル・ワシントンの長男ジョン・デヴィッド・ワシントンの映画初主演作となる。 「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く。」という井上ひさしの言葉を思い出さしながらみた。 この映画は、白人至上主義のKKKに潜入捜査する、黒人とユダヤ人の刑事の物語。 白装束で頭部全体を覆う三角白頭巾を被りつつデモ活動を行う集団として世間で認知されている。 内容はとんでもなく重くて暗いのに、ところどころで笑える。 警官になった黒人ロンは、警察の職員からも、あからさまに差別される。 でも、言われるばかりではなく、言い返すし、持ち場を変えてと上に言う勇気を持っていて救われる。 黒人は、警官(この頃は、黒人の警官は、ほとんどいない)を「ピッグ」と呼ぶが、ロンは、その言い方にも注意する。 白人警官も差別者ばかりではなく、ロンに力を貸すようになる。 そんなところが、重苦しい内容の中に希望が見える。 黒人のロンとユダヤ人のフリップがKKKメンバーをだまして、潜入捜査をする時などは、ヒヤヒヤ。 70年代の音楽がノリノリで楽しめる♪ これが実話というから驚きだ!! ■第91回アカデミー脚色賞受賞■ クー・クラックス・クラン(英: Ku Klux Klan、略称:KKK)は、アメリカの秘密結社、白人至上主義団体である。 北方系の白人のみがアダムの子孫であり、唯一魂を持つ、神による選ばれし民として、他の人種から優先され隔離されるべきである、と主張する。 ■ロン・ストールワース役(ジョン・デヴィッド・ワシントン)■ 元アメリカンフットボール選手、俳優。 ロサンゼルス出身。 モアハウス大学にフットボールの特待生として学費全額免除で通った後、セントルイス・ラムズ(現・ロサンゼルス・ラムズ)と契約。 プロアメリカンフットボール選手として活躍。 その後、ライン・ファイヤー、Sacramento Mountain Lionsと渡り歩き、2012年までプレーした。 父、デンゼル・ワシントンは、アメリカを代表する映画俳優の1人であると同時に、映画監督、舞台俳優でもある。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.04.06 00:24:22
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