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2020.09.26
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カテゴリ:父の麦わら帽子

私の子供時代は、今から60年以上前。
 その頃、時計はねじ巻き式で、毎日ねじを巻いていた。
とはいえ、うちには時計が無かったので、遊びにいった家の子どもたちがねじを巻くのを見ていたのだった。
案山子
まだ子どもの背丈では、時計まで届かない。
そういう時に時計の下に持って行って使うのが、絵の「足つぎ」だ。
足つぎは、買ったものではなく、必要に迫られて作ったようなシンプルなものだった。
いつもは、部屋の隅っこにあって、誰も気が付かないようにひっそりとあり「足つぎ」という役目の他に、布切れの保管場所だった。
 台には、丸や四角の穴があって、そこにぼろ布が入れてあった。

現在97歳の夫の母によって丁寧に繕われたパジャマ)

着物や服は、繰り返し繰り返し形を変え、使われる。
いよいよダメになった布の切れ端が、この足つぎの穴に入れ、保管されるのだ。
 もんぺに穴があいた時、台の穴に手を突っ込んでつぎあて用の端切れを探す。
下駄の鼻緒が切れた時にすげかえ用の布も、そこにあるものを使っていた。
家の藁で編んだ草履の鼻緒にも飾りとして、目印として藁と一緒に編み込まれていた。
 この春、コロナが流行ってマスクが不足、あちこちで、自作のマスクをしている人を見た。
 昔だったら、足つぎから余り布を出してくるのだが、昨今の人々は、あのマスク用の布をどこに保管していたのだろうと思った。
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Last updated  2020.09.26 14:37:35
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maki5417@ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 香炉峰の雪 雪のいと高う降りたるを、例…
天地 はるな@ Re[1]:大河ドラマ「光る君へ」と百人一首(03/04) maki5417さんへ 「源氏物語の女君」私も…

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