テーマ:読書備忘録(1394)
カテゴリ:読書
■内容紹介(出版社より) 夏目漱石、親鸞、織田信長、明智光秀、勝海舟と西郷隆盛、永井荷風、小林一茶、 良寛、太閤秀吉、細川ガラシャ……歴史を彩る文人や武人、22人の手紙。 無心状であれ、恋文であれ、遺書であれ、それらは真率な感情が綴られ、 思わず笑ってしまったり、あるいは襟を正したり。 「いろんな人たちと一杯やりながらの会話を楽しむつもり」で、 歴史探偵・半藤さんが美しい日本の手紙を読み解いた名著復刊! ラインやメール全盛の今だからこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。 ■目次(「BOOK」データベースより) ★屹立する親鸞 温かい親鸞ー仏の御恩を報じまゐらせたまふになりさふらふべし ★闘う宗教人にして詩人 日蓮ー昼夜耳に聞くものは、枕にさゆる風の音 ★簡潔無比の織田信長ー猿帰り候て、夜前の様子、つぶさに言上候 ★「逆順無二」 明智光秀のクーデター本能寺において信長父子を誅し、素懐を達し候 ★婦唱夫随の秀吉とおねーゆるゆるだきやい候て、物がたり申すべく候 ★細川ガラシャ 貞女か烈女かー御心に入候て御うれしく候 ★歪曲された淀どのの哀れさー江戸にもわもじをするすると誕生にて御入り候 ★大高源五の孝子の面目ー是かぎりの文にてござ候 ★裏も表もない良寛禅師ーハイ今日は雑炊の味噌一かさ下されたく候。ハイサヤウナラ ★苦闘する煩悩の人 小林一茶ー長々の留主、さぞさぞ退屈ならんと察し候へども、病には勝たれず候 ★気宇壮大すぎた佐久間象山ー丁度大たらひの下にはまぐり貝御座候様に見え申し候 ★吉田松陰 穏やかにして気魄ありー僕は忠義をする積り、諸友は功業をなす積り ★天馬空を征く 坂本龍馬ー一人の力で天下動かすべきは、是また、天よりする事なり ★勝海舟と西郷隆盛 政治家と革命家ー現時に臨み候ては此の勝先生とひどくほれ申し候 ★乃木静子の死と「母の訓」-女大学をよくよく御覧相成たく ★よき父親の夏目漱石ー御父さまは此手紙あおむけにねてゐて万年ふででかきました ★永井荷風における「女の研究」-しみじみお咄し致す折もあるべきかと、それのみ楽しみに致し候 ★山本五十六 名をも命もー月明の夜又は黎明を期し全航空兵力を以て全滅を期し敵を強襲す ★「サムライたれ」と説く小泉信三ー君の出征に臨んで言って置く ★香淳皇后の微笑のかげにーB29は残念ながらりっぱです ■手紙のなかの日本人■ ■著者情報(「BOOK」データベースより) ★半藤一利(ハンドウカズトシ) 昭和5(1930)年、東京に生れる。作家。 令和3(2021)年1月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ●「手紙」という語は江戸時代から用いられたもので、それまでは書かん(かんという字がなかった。) 尺牘(せきとく)、消息、玉章(たまずき)、玉信、書状、往来など、いろいろな名称があった。 いずれも中国の用語で、輸入されたもの。 なかでもわたくしが好むのは「雁(かり)の便り」という言い方で、同じように 雁書(がんしょ)とか雁札(がんさつ)とか雁の使いともいったりする。 ◎雁の名前がつくのは、雁の足に手紙を結びつけて放したから。 ●それぞれの手紙とエピソードで、これまでの印象がかわるほどの人もいた。 ●終戦後、皇太子に教育係で、美智子皇太子妃実現にも大きく関与したことで有名な小泉信三は、 戦争に向かう息子に手紙を書いているが、泣ける。( ;∀;) にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.06.08 00:02:22
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