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先ずは、「夜昼の神様論」を書かれているシムソン氏には、それが誰からのものなのかについての質問をしていましたが、まだはっきりとした回答がありません。彼自身の独善的な考えとしてなのか、あるいは、サンクチュアリ教会の教理としてなのかです。「夜昼の神様論」は「二性性相」を否定したものであり、原理講論とは真っ向からに違いがあります。彼はそれがあたかも「新しい真理」であるかのように語っています。
私からは「夜昼の神様論」に関しては、お父様のみ言からの引用とかで亨進氏のメッセージまでの確認まではしていましたが、お父様み言直接ではありませんので、亨進氏メッセージからの「夜昼の神様論」は保留状態でした。その一方ではムンフンスク様が違った観点からのメッセージがあり、私自身も同調を表明していたものでした。詳しくは「再検討を要するシムソン氏の「夜昼の神様論」(2020.03.16)に記述しています。 したがって、サンクチュアリ教会の教理としてなのか、あるいは、シムソン氏の独善的な理論でしかないのかについてのものでした。 これによって読者の皆様の捉え方も大きく違ってくるように思います。 彼はまた、李相憲先生の「統一思想」からの引用まで引き出してきては、サンクチュアリ教会の「統一思想」まで書く勢いを見せています。果たして、これまでの原理講論を改変しての「夜昼の神様論」が正しいのかどうかについての確証もないままにそれを受け入れるべきであるかどうかです。 前置きが長くなりましたが、本論です。 シムソン氏記事「韓鶴子氏が家庭連合を神様から略奪して築いている父母観と男性像女性像を崩壊させます!」(2020/04/04)からは、なおもtomy4509が提示した『ファミリー』2005.1月号のP.22のみ言を引用しては「盲人と象」の喩え話です。 私が提示していたファミリーの引用文(P.22)は「シムソン氏へ」(2020.03.11)からでした。ところが、「キリスト教の「天のお父様」VS 家庭連合の「天の父母様」」(2020.03.16、以下)では同『ファミリー』のP.20の引用を付記していたことを忘れているのではないでしょうか? 引用開始 シムソン氏、あなたは『ファミリー』2005.1月号をお持ちではないでしょう。ですから、私が提供した情報からしか判断することは出来ませんし、「私無存」からではなく「恣意存」で書かれています。 『ファミリー』2005.1月号P.20からの引用です。 父子関係は宿命的なものこのことからtomy4509が次のことを書いていました。 『神様を「天のお父様」と呼ぶとき「神様は、お父様であると同時に、お兄様です。どれほど近いですか?」と問うていました。キリスト教では「天のお父様」と呼んできましたが、「兄弟関係」止まりだと語られていたものでした。それ以上に近いのが「父子関係」だというのがお父様のみ言です。ために、男性的な心と女性的な心を通して関係を結ぶようになり、「天のお父様」と天の息子・娘が生じてくる、ということです。』以前には、天のお父様に弟(天使長ルーシェル)がいたという訓読会での文鮮明総裁のみ言を伝えたはずです。兄弟関係が最も近しい関係だとすれば、愛の神様は天使世界(無形実体世界)の創造で大満足され、それ以上は必要なかったと思いますが。ところが何故? 人間アダムとエバを創造されたというのでしょうか。 引用終わり シムソン氏記事(上記)からは特には、赤字部分を強調しては男女の相対関係として捉えようとしていました。ところが、P.20からは「男性同士であれば」と男性間での話を展開していたものでした。 したがって、 ですから、息子を中心として見るとき、神様はお父様であると同時にお兄様にもなり、(神様は)わたしの女性世界の相対圏を助けてくれる夫となる相対的(形象的実体女性)条件を持っているのです。その相対的条件が、わたしと(直接)関係を結ぶのは難しいので、アダムのあばら骨からエバを抜き出したのです。分かりますか?と書き足せば文意がより明確になると思います。このように見れば、原理講論とも矛盾することなくスッキリとしました。 シムソン氏記事は続けては「統一思想 第1章原相論」からも引用文を挙げています(以下一部)。 ところが、この引用の前文には以下が前提として書かれていました。 原相における性相と形状および陽性と陰性の関係を正確に知るためには、人間における実体としての性相と形状、そしてその属性としての陽性と陰性の関係を調べればいいのです。つまりは、シムソン氏の統一思想からの引用「陽性・陰性と男性・女性の関係について」は、人間の場合を例に書かれていたものであって、神様そのものが該当するというものではありませんでした。 シムソン氏も引用元を、ぜひ確認してください。 だからといって、シムソン氏の引用元は、必ずしも信用できるものではありません。 というのも、私の手元にある積読本『新版 統一思想要網』(2010年 第2版)をみれば、 「表1-1」「表1-2」も存在していました。 ほかの箇所からも省略(脱字?)されたものも見かけたりしました。 以下もまた、シムソン氏記事からの引用からですが、 ですから、 このように前文から考えれば、「形象的実体女性分野」「女性世界」は(無形の)神様自身について書いているものではなく、分かりやすく人間の場合を例にしたものでした。したがって、 原理講論に記載された「神の二性性相」が新しい(?)「夜昼の神様論」によって神様本体が「夜の神様(男性格)」に改変されることは間違いであるということです。 「エバには、(アダムは)性相的プラス内容があるので」であって、「エバには性相的プラス内容があるので」となれば、お父様は「二元論」を語っていたということになります。 「句点」一つにも日本語の読解力が試される国語問題でした。 一休さんのような機知(トンチ)ではありません。 奇知=人とは異なる知恵 世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.05 08:31:45
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