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当確への布石 「このミステリーがすごい!」大賞2007年優秀賞受賞作 [登場人物] 大原奈津子・・・衆議院議員補選立候補者。 柏木 清美・・・奈津子のゼミ生(聴講生)で奈津子の秘書 平澤 栄治・・・元公安警察官。家族を犯罪で喪い、人生の目的を見失っている 森崎 啓子・・・凄腕選挙当選請負人 [物 語] 東京6区選出の国会議員が不祥事により辞職 その補欠候補として、テレビのコメンテーターとして名を馳せる准教授・大原奈津子女史が立候補する 妻が大原のゼミに在籍していた縁で面識のあった平澤は、大原に助けを求められる 「凶悪犯罪抑止連合会」と名乗る団体が勝手連となり、奈津子の主張である「犯罪被害者の救済」のため、過激な行動に出る 刑務所を出た元犯罪者の住居付近で大々的にビラを配り、ついには、ビラにあおられた若者によって事件が発生する 「抑止連」とは何者なのか? そして、怪文書の文末の「彼女のすべてを認め、支持する」 彼らは奈津子の何を知っているというのか [観想的なもの] 珍しい選挙を舞台としたミステリー 正直な感想「このミス」の優秀賞にしてはミステリー部分が小粒かな その代わり、選挙の舞台裏やテクニックが紹介されているのは面白かったし、ミステリーというよりは、選挙というお祭りを駆け抜けた奈津子のゼミ生たちの一生懸命さとか青春の匂いが頗る良かった このときの大賞って「ブレイクスルー・トライアル」なのね・・・ ちょっとこっちもどうかと・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月24日 21時01分48秒
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