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カテゴリ:書籍
犯罪小説家 [登場人物] 待居 涼司・・・小説「凍て鶴」の作者 小野川 充・・・人気脚本家 今泉 千里・・・売れないルポライター 木ノ瀬蓮美・・・心中サイト「落花の会」主宰者 [物 語] 中堅作家・待居涼司は、ヒット作「凍て鶴」がクライム文学賞を受賞 早速映画化の話が舞い込む 脚本・監督は、飛ぶ鳥を落とす勢いの若手人気脚本家小野川充(オノミツ) 奇才であり奇人である小野川は、原作のヒロインに心中サイト「落花の会」を主宰し、自らも美しく散った木ノ瀬蓮美の面影をみる 周囲が辟易するのも気にせず、強引に「凍て鶴」=「落花の会」と決めつけた小野川は、ネット心中に詳しいルポライター今泉に詳細を調べるよう依頼 今泉と小野川は、落花の会の幹部の中に待居に似た男を発見し、さらに深みにはまっていく [観想的なもの] 主要な登場人物的には待居、小野川、そして探偵役である今泉しか出てこないので謎解きの要素はあんまりない 物語の中盤で待居が「落花の会」に関わりがありそうという伏線が張られ、あとはひたすら証拠固め、みたいな感じ そこまでいくとあとは、実は小野川が犯人で一発逆転・・・くらいしか転がしようがないわけで^^ まさかそこにきて第四の人物が犯人だったら本を破り捨てて放り投げてますから^^ まぁ、謎解き部分というよりは、そこまで追いつめられる人間の暗部みたいな部分が秀逸でして そして極めつけは最後に"落す"ところで、鳥肌モンでしたね あれがこうなって、結局どうで、結局いま自分は本を読んでる? 帯のメッセージ「最後はね、その主人公の作家が笑うんです」・・・ヤラレタ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月25日 20時33分49秒
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