いつだって人は過去に左右され、囚われる
→ 過ぎ去った日々は決して戻ってこない。そして取り消すこともできない。自らの生きた今が明日には過去の思い出となる。つまり、過去は自分の生きた証だ
藍沢は、祖母の元に訪ねてくる見舞客が父であることを知る
緋山は心臓の経過が順調に推移している
白石は男?と順調のようだが、その白石が手掛けた患者が急変する
誤診とまでは言えないまでも白石は自信を失う
妊娠24週の野良妊婦が運び込まれる
橘は妊娠24週に苦い思い出があった
妊娠24週の胎児を母体優先で取り上げた際、西条(杉本哲太)の指示により、胎児を検体として自らの経験値を稼いだことがあった
妊娠24週の野良妊婦が破水
橘は、再度同じような症例に立ち会うことになる
今度は無事出産
野良産婦に対し、同じように親を知らずに育った藍沢は冷たく接する
藍沢の冷たさの裏にある気持ちに気付いた野良産婦は子供を愛おしく思う
病院の敷地内で少年が転落
白石・緋山のコンビで難しい手術に挑戦する
冴島の恋人が不安を感じ、荒れる
冴島がそばにいつづけることでやがて穏やかになっていく
結婚式が間近に迫った聖子&森本は過去を振り返らないことを決意し、聖子の元彼と三人で話し合いの場を持つ
過去・現在・未来を扱ったはなし
メインストリームはひょうひょうとしたキャラクターの橘と三井
何故彼が今のようなある種突き放した性格になってしまったのか
彼もフェロー時代、野心と繊細な心を持ち、同じように先輩西条から医者の心得を叩き込まれていた
でも、そこで得た経験が今の橘に間違いなく寄与している
過去の苦汁が未来に生かされている
白石・緋山コンビもそうだし、冴島&田沢も。(聖子&森本は微妙だが)
そんな中で一人異彩を放つ藍沢
親に見捨てられ、でもそれをバネに今の自分がある・・・と思いきや受け止めきれない過去が明らかに・・・なりそうな予感