|
カテゴリ:「今日の計量計測情報ニュース」
写真と本文は直接には関係しません。南三陸町の防災庁舎。現在もこの状態にあり、このまま保存される。
「原子力 明るい未来のエネルギー」という街の象徴といえる道路を跨る看板がこのほど取り外された。東京電力福島第一原発事故で全町避難が続く福島県双葉町でのことだ。 「原子力を正しく知ろう」という同じ看板が原発事故直後の街の入り口にあって、これは皮肉をとおり越していた。 標語「原子力 明るい未来のエネルギー」をつくった双葉町の当時小学6年生だった茨城県古河市の大沼勇治さん(39歳)は、「原発事故の悲惨さと教訓を後世に伝えるためにも残すべきだ」として賛同者約6千9百人の署名を集めて撤去反対を申し入れていた。 この手の標語は児童などが深く考えてつくるのではない。 表題を与えられて捻り出すのであり、選ぶのは表題を与えた側だ。 さまざまな方面の標語や作文の募集の意図はその方面の宣伝をすることが目的であり、その手段としてこのようなことがなされる。 教育とか普及啓発という言葉で飾られて募集される標語や作文の募集とその選定の結末が「原子力 明るい未来のエネルギー」の看板の撤去である。 住民が避難した商店街の入り口に掲げられた看板にかかれた「原子力を正しく知ろう」という標語は原発事故の発生という形で真実を言い当てている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年03月10日 19時11分21秒
コメント(0) | コメントを書く
[「今日の計量計測情報ニュース」] カテゴリの最新記事
|
|