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2017年05月22日
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アカシアことつまりニセアカシアの白い花が咲いております。


(タイトル)
「アカシアの雨」とはアカシアの花びらが散るさまのことです。このアカシアはニセアカシアです。

(本文)
 山の宿の窓の外を見ているとノグルミの天井に伸びた花穂からチラホラと小さな粒が落ちておりました。

 『アカシアの雨がやむとき』の歌詞「アカシヤの雨に打たれて」「このまま死んでしまいたい」という西田佐知子の歌が思い浮かびました。

 「夜が明ける」「日が昇る」「朝の光にのそのなかで」「私は死んでしまいたい」という切ない歌詞なのですがロマンチックな雰囲気に包まれており、中学生の私が口ずさんでおりました。

 「アカシアの雨」とは、アカシアに雨が降っている、とか雨の中のアカシアの花、ということではないのです。雨のようにアカシアの花びらが散るさまのことです。

 1970年に清岡卓行が『アカシヤの大連』で第62回芥川賞を受賞しました。日本が支配していた大連のようすを乙女への恋心とあわせて描写しました。大連の向こうには203高地があります。20年ほど前に大連から向かったのはアカシアの花が咲くころでしたが未舗装とまばらに農家がある景色と『アカシヤの大連』を重ねておりました。

 『アカシヤの大連』と『アカシアの雨がやむとき』の花は白い歌穂のニセアカシアのことです。アカシアとは黄色い花が咲くやつのことで花卉(かき)栽培されてモミザと呼ばれております。

 日本ではニセアカシアのことをアカシアと呼んでおります。蜂蜜のアカシアもニセアカシアのことであり、石原裕次郎が「アカシアの花の下で」と歌った『赤いハンカチ』も、「あかしやの花が咲いてる」と歌う北原白秋の『この道』もニセアカシアです。「白い時計台」とアカシアを結びつけております。ですからアカシアは北の花の印象がありますがどこにでも咲いており、河原のような痩せ地では元気です。分類学が使う名称にあわせて厳密になりがちな現代の日本ですが花や木などの呼称にはもっと寛容であるべきでしょう。

 西田佐知子の『アカシアの雨がやむとき』の歌詞は歌いよいメロディーであるために中学生でもそのまま口ずさんでしまいますが「アカシヤの雨に打たれて」「このまま死んでしまいたい」というのは絶望ですから変です。

 歌詞には次のような裏話があったのです。

 作詞した水木かおるは芹沢光治良(せりざわ こうじろう)が、1943年に書いた『巴里に死す』を下敷きにしております。パリの市街地に咲くに咲くアカシアの花のことです。

 芹沢光治良のフランス留学に同行したた妻は結核を再発したことから死を意識するようになりました。自分が死んだ後はどうなるのか、3歳になる娘の行く末や夫のその後のことなどに思いを巡らします。夫が結婚前に付き合った女性への嫉妬も生まれます。自分の命をひきつぐように生まれてきた娘への愛情は希望を育みます。

 そのようなことが下地になって生まれたのが水木かおるの作詞による『アカシアの雨がやむとき』です。『巴里に死す』は1952年に森有正がフランス語に訳し、発売された年に10万部が売れました。芹沢光治良のノーベル賞の調査があったといいます。

西田佐知子の『アカシアの雨がやむとき』は生への希求を歌ったのでした。アカシアの花びらが散るのは雨が降るのと同じにみえます。これがアカシアの雨となったのです。

 歌詞は「アカシアの雨に泣いている」「切ない胸はわかるまい」となり、「アカシアの雨がやむとき」につながります。そのあとで「青空さして鳩がとぶ」と希望で結びます。

 季節はアカシアの花が咲き乱れるころです。松本から上高地に通じる道路沿いにアカシアの白い花が咲き乱れます。アカシアは水の多い谷地を好みます。日本のあちこちでアカシアが沢山咲き、アカシアの木下には白い花が厚く積もります。信州産の蜂蜜の8割はアカシアことニセアカシアの花の蜜なのです。

ウッキペディアは次のように説明します。ニセアカシア (Robinia pseudoacacia) は北米原産のマメ科ハリエンジュ属の落葉高木。和名はハリエンジュ(針槐)。日本には1873年に渡来した。





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最終更新日  2017年05月22日 08時48分35秒
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