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2018年07月29日
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私と上高地-その4-槍ヶ岳・穂高岳登山と上高地

穂高連峰に雲が湧いては流れていく。これが山の気候である。
(タイトル)
私と上高地-その4-槍ヶ岳・穂高岳登山と上高地 執筆 甲斐鐵太郎
(本文)
 旅行にでることは自分が生きていることを確かめることのように思える。旅行をすることはそのための時間を確保していることである。だから旅行は時間があるからできることのように思えるが、本当のところは急ぎ足であちこちでかけることではなく、ひとつところにとどまってそこをうろうろしていることが願いである。

 上高地から槍ヶ岳に登るために槍沢を歩いているときの幸福感はこのうえない。それは八ヶ岳の赤岳などに登るときに歩いているときでも同じだ。適度な明るさの林があって緩い登りであり、足元にはさまざまな花が咲いていることが共通している。

 上高地から小梨平、明神、古池、徳沢、横尾とつづく道はよい道である。人が多いから落ち着かない。人にみられているということで恥ずかしさがある。

 横尾を過ぎて槍沢ロッジまでの道、さきに進んで槍沢の樹林帯が消えるあたり、そして雪渓が始まるところまでは、登山のアプローチとはいえ幸福感につつまれて歩くことができる。

 槍ヶ岳が天にとどかんばかりに聳(そびえ)る雄姿と槍沢の雪渓がおりなす景色は凄い。槍ヶ岳に登ると北穂高岳が壁になっているが岐阜、富山、新潟、長野、山梨、静岡の山々が眺められる。登っとことがある山々とそれをつなぐ稜線を目でたどることは楽しい。上高地から槍ヶ岳はみえない。立山の室堂付近から剱岳が遠目にみえるのとの違いがある。

 槍ヶ岳の頂に立ったのち穂高に向かえばたいがいは横尾に降りて上高地に向かう。西穂まで歩いて飛騨側に下ってもいい。槍ヶ岳の頂上を踏んだ後に北に向かって長い行程を楽しむのは悪くはない。何日か歩くと身体も心も草臥(くたび)れるから休憩をいれる。長い行程では雨があるから雨の日は休養日にする。

 あれを見たい、これを見たいと短い休みに沢山盛り込むから急ぎ足の旅行になる。上高地にでかける旅行者のほとんどがこのような人々である。駆け足の旅行者の目の動き、心の動き、挙動は山に登る人と違う。二種類の心働きの人が上高地の河童橋で交差する。

 いそがしく穂高に登ってはならない。6月の初めころに岳沢から穂高に登ろうとしたことがあった。新宿からバスに乗って出かけ中一日の日程であった。この年は雪が多く残っていて岳沢の山小屋近くの雪の上にテントを張って過ごした。学齢前の子供を連れていたのでここで引き返した。帰りのバスまでの時間があったので明神まで明るい日のなかを歩いた。子供は上高地散策のツアー客におどけたことをしていた。新宿までの帰りの道は混んでいた。

 勤めていると休日が少ない。限られた時間のなかでの穂高登山の試みであった。もう一日日取りに余裕があれば躊躇なく奥穂高に登っていた。

 上高地には旅行のついでに立ち寄る。平湯に宿をとっていればふらりと出かける。沢渡や松本にいるときも同じである。旅の途中の上高地見物である。上高地にはバスで揺られるかタクシーに乗って行くことになる。運転は任せての風景見物に安らぎを覚える。

 一年に一度の割合で上高地にでかけている。上高地・河童橋付近のライブカメラで天候を確認してから行動する。雨や曇りの日の上高地と晴れた日のそれは違い過ぎる。梓川と穂高連峰がおりなす景観が上高地の醍醐味だ。

 塩尻市には贔屓(ひいき)にしている宿がある。窓は西に向いているので穂高連峰と槍ヶ岳、常念岳そして後立山連峰をみることができる。雪の後立山連峰、夕日を浴びる槍ヶ岳と穂高岳、堂々とした山容の常念岳を遠く眺めて宿でビールを飲んで日本酒を追加すれば旅の喜びは高まる。平湯の宿でも沢渡の宿でもできない塩尻市の宿での楽しみである。

2018-07-29-kamikochi-hymn-part-4-mountain-climbing-yari-hotakaka-and-kamikochi-writing-tetutaro-kai-

(写真と文は甲斐鐵太郎)

私と上高地-その4-槍ヶ岳・穂高岳登山と上高地 執筆 甲斐鐵太郎

私と上高地-その3-上高地帝国ホテルと大正池界隈を歩く 執筆 甲斐鐵太郎

私と上高地-その2-登山とロマンチズムそして感傷主義 執筆 甲斐鐵太郎

私と上高地-その1-槍ヶ岳と穂高岳のあとの休息地・上高地 執筆 甲斐鐵太郎







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最終更新日  2018年07月29日 13時51分23秒
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