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2019年09月09日
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カテゴリ:紀州犬

写真上。紀州犬のメスで生後5歳過ぎ。紀州犬オス犬です。


写真上。紀州犬オス犬。4歳4カ月。同じ日で別のカメラで撮ると毛色が違います。


写真上。紀州犬オス犬。4歳4カ月。秋には毛が増えて見栄えが良くなります。

紀州犬物語172 紀州犬の理解と犬の仕付け(躾け)の基本を藤井聡氏に学ぶ(横田俊英)
第172章 気迫と威厳、忠実と従順、飾り気のない気品と風格をもち、沈着怜悧にして猪猟では勇猛果敢なことが紀州犬を特徴付ける。 横田俊英


 紀州犬をどのように理解するか。紀州犬は犬であるから歯がありその歯で咬むかもしれない、と考えるのがよい。犬は咬むことがある。紀州犬は犬であるから咬むことがあると考えるの至当である。これは柴犬にもラブラドールにもゴールデンにも当てはまる。ウッキペディアではここに書き込む人がどのような書き物かを引用して自信のつたない経験を添える。そうすると紀州犬は猫とじゃれていて咬まない犬だということになり、何時しか別の人が紀州犬は咬む犬だと書き込むから、内容がぐるんぐるん転換する。

 ウッキペディアは移ろう。事実も現実も変わらないのにウッキペディアは変わる。何故変わるのか。事実でない書き物などが下敷きになってできているからだ。NHK の三宅民夫アナウンサーは京都大学の出身ということになっていた。それが早稲田大学に変わっていた。私は大事なことはその時点のウッキペディア情報をまるごと写して保存しておく。大量の書き物が突然に消えては、別の書き物物ががでてくるのがウッキペディア情報である。半分合っていて半分違っているのがウッキペディア情報だ。ウッキペディア情報は現代人の考え方の癖が反映する。私は宗教に似ていると思っている。CATVチャンネルの650、651、652チャンネルはアメリカ人のゆがんだ世界観をみているようだ。ウッキペディア情報も似ている。ウッキペディア情報には癖がある。単純な情報の端切れが伝搬してそれが人々に広まってひとかたまりの考え方が形成される。良いことだとは思わない。自分の言葉、あるいは価値観をもって、地に足を付けて事実に依拠して考えるのがよい。私はあまりよく物事を知らない、知らないで物事を考えているのだと想定される真実の前に畏(かしこ)まっていることが大事だ。全てを疑うこと、わかったことを基本にして考えることだ。

 私は紀州犬のことを自分で説明することをやめて次の人の語りを利用することにした。結論を先に述べると「紀州犬とは、気迫と威厳、忠実と従順、飾り気のない気品と風格を求める犬である(齋藤弘吉氏)。また沈着怜悧。普段は非常におとなしいが、猪猟につれていくと勇猛果敢、絶対に後ろに引かない烈しい性質を持っている犬である(池本功氏)」

 この二つのことが次ぎだ。

A、紀州犬の姿と形のことは日本犬標準に詳しい。日本犬標準は齋藤弘吉氏の日本犬観でによってできている、といってもよい。齋藤弘吉氏は東京美術学校をでた人である。ものの美にはするどい。日本庭園も手掛けている。その齋藤弘吉氏の日本犬観が日本犬標準に反映している。また齋藤弘吉氏は縄文遺跡、弥生遺跡から出土する犬の骨を研究した。考古学的見地から日本犬の状態を推し量ったのである。日本犬標準では犬の気性をも規定している。次がそれである。

紀州犬物語153 気迫と威厳、忠実と従順、飾り気のない気品と風格、これが齋藤弘吉氏の日本犬観である。(横田俊英)
http://syokota888.ec-net.jp/essei-kisyuu-kisyuu-shiro-mono-gatari-153-2017-03-15-1-.html

B、紀州犬の性質を日本犬標準から理解することは容易ではない。紀州犬に詳しい和歌山県日高郡旧美山村長であった池本功氏の言葉が説得力をもつ。池本功氏は「紀州犬の特色は沈着怜悧。普段は非常におとなしいが、猪猟につれていくと勇猛果敢、絶対に後ろに引かない烈しい性質を持っている」と述べる。この言葉に尽きるのではないか。白くてかわいい犬を求めるのであれば選択は違ってしまう。次が池本功氏による紀州犬の説明である。

紀州犬物語(125)「沈着怜悧にして大人しくあって猪猟では勇猛果敢」な紀州犬。(横田俊英)
http://syokota888.ec-net.jp/essei-kisyuu-kisyuu-shiro-mono-gatari-125-2015-09-16-.html

 上以外は犬一般のことである。犬一般のことを紀州犬がやると紀州犬の性質や行動の癖にしてしまってはならない。このへんに日本人の癖が現れ、学校でああすればこうなるという式の単純論理思考が訓練されると奇妙な世界に突入する。

 犬を可愛いと思うから犬を飼う。犬と一緒にいるとうれしいと思うから犬を飼う。それは良いとして、犬を愛している、犬は家族だというところまで犬への思いが昇華する。犬への愛は人を盲目にする。その結果、人は知らぬ間に犬に従属する。朝おきると名にはともあれれオシッコしましょう、散歩に行きましょうとやる。人の飯より犬の飯が先ということで朝は犬のためにあるようになる。夜になると夕方の散歩の時間ですよと定時になると外にでかける。そして食事を与える。

 このようなことを繰り返しているとどうなるか。40年も紀州犬を飼っている人のことである。午前4時半になると庭にいる犬が散歩をするぞと騒ぎ出す。寝てはいられないから、そうかそうか、と連れ出す。そうかそうかはしょうがないになる。それだ朝おきるのは何時も四時半だ。高齢になったこの人は朝がつらいという。

 犬の訓練の本を書き犬の訓練所を運営する藤井聡さんは次のことを説く。
1、朝おきても犬のことを一番にはしない。ご飯を食べるのも人が先。犬のご飯は人の後。犬の散歩の時刻は定めない。わざと時刻を定めない。意図してずらす。このようにすることで犬が人の上位に立つことを抑制する。犬はその先祖とされるオオカミと似た行動様式であり、群れには従属の連続する縦社会を形成している。このことを意識して犬はその家の者の全ての下位に位置するように行動づける。
1、順位付けに関連して重要事項がいくつもある。人がソファーの下に座り、犬がソファーということは、犬を人の上位に位置させる。だからこれに似たことはしない。オオカミは下位のオオカミの目を見ない。無視の態度は順位付けの一形態だ。犬の目をじっと見つめるのは下位のものが上位のものにする仕草なのだ。人の世界の仕来りを犬の世界にそのまま移し替えたくなるが、上の事例に示すように駄目なことがある。
1、オオカミと同じ習性によって母犬が子犬にしていることである。これは上位と下位の関係を教える行動だ。母犬は子犬と散々遊んでやる。子犬は母犬の顔に噛み付き、脚を咬む。母犬は何気なくそれをやらせているが、度が過ぎる場合などには、ガッと怒って子犬の口吻を口で押さえ込む。そして子犬をひっくり返して喉元に噛み付き上向きにして上からのしかかって押さえる。子犬の口吻を握ること、仰向けにしてお腹の下をさすること、この二つは犬にとっては序列の印であり、服従の状態なのだ。飼い主は子犬と散々遊んで
やって、そのどこかで母犬を同じことを何気なくやることが大事である。このことはそのまま犬の仕付けにつながる。
1、メスの子犬が飼い主の脚に交尾の態勢をとるのは普通にあることだ。交尾の態勢をマウントともいう。メスの子犬がマウントすることを不思議がる。犬のマウントは服従を求め行動なのだ。子犬同士でマウントし合って育つ。飼い主は子犬がマウントしてきたら振りほどく。そして子犬を背後から抱きかかえる。飼い主が子犬をマウントすることは序列を確認し教え込むことである。
1、藤井聡さんの本は仕付けの方法という形で書かれているけれども、私は仕付けの方法ではなくて犬の性質と行動様式を学ぶ本だと思っている。
1、人の心をよく知った心優しい人は犬に対して、子犬に対して人への優しさそのままで接する。するとどうなるか。犬が一家の子供を支配する。犬が奥さんを支配する。犬が主人を支配する。犬が良いかの帝王の位置に君臨する。食事の器を差し出すと手にがぶりと噛み付くのは犬が帝王になった結果だ。そうでない場合でも食糧の独占欲という本能が見境なく出現することがある。紀州犬に限らず、犬に食事を与えるときにはとっさのことで噛み付かれることがあるから注意を要する。

1、犬を飼うのにつないで飼ってはならない。家の中でも遊んでやるとき以外はケージの中に入れる。来客がある玄関先まで居間から飛び出していく飼い方をしてはならない。庭で飼う場合は畳一畳分あれば十分だから犬舎に入れて飼う。決して鎖でつないだり、庭に長い針金を張ってそれに括り付けておいてはならない。なぜならば犬には動ける範囲がテリトリーになり、そのエリアを警護する行動をおこすからだ。テリトリーを犯そうとするものには吠え立て近づけば嚙み付く。これが犬の行動なのだ。どうするかは上に述べた。犬の安心すなわち心安らぐ状態はオオカミと同じだ。小さな巣穴で過ごすことだ。子犬を産んで育てることも巣穴で行う。子犬も巣穴が安心できる場所なのだ。巣穴は外の世界と隔てられた安らぎの場所である。家の中にも庭にも安らぎの場所をこしらえてやる。それが家の中のケージであり庭の犬舎なのだ。

1、犬への慈悲は人にかける慈悲とは方法が違う。犬への慈悲の深い人とは、犬の性質を学んで覚え、犬の仕付け(躾け)につながる方法をよく実行する努力を惜しまない人のことである。

1、藤井聡さんの『シツケの仕方で犬がどんどん賢くなる』(青春出版社、1200円)は名著です。
 犬の性質のことは藤井聡さんの『シツケの仕方で犬がどんどん賢くなる』(青春出版社、1200円。書店に置いていなければ取り寄せてお読みください)をお読みいただくことが一番です。この人の本はいくつも出ておりますから副読本として読んでいただいたら良いでしょう。他の人の著書は私の経験では余り役に立ちません藤井聡さんの図書一本で犬の性質を理解し、シツケの要領を学ぶことが、犬を理解する一番の早道です。

藤井聡さんの本を読んで実際にやった訓練とその結果


1、犬のシツケができるかどうかは藤井聡さんの次の本を読むか読まないかで決定的な差が出ます。犬の性質の理解の仕方によって、シツケができるかどうかが決まります。

(1)生後90日にしてこの違いが生じていて、それがその先まで進むとわがまま犬に悩まされることになったことでしょう。さてその我が儘犬は生後90日以降どのように育てられたのでしょうか。その子を託された紀州犬飼育の熟達者は次のようにしました。最初の1週間は子犬を普通に扱いました。朝と晩、ときに昼に散歩に連れ出します。リードをそっと首輪につないで、というよりこの人は投げ縄式の自作のリードを首に回して散歩に出ます。子犬は初めのころはそれを嫌がりますが、根気よく待ってリードを付けさせて散歩に出ます。子犬は散歩に出るたびにオシッコをして糞をしました。機嫌の良さそうなときにそっと身体に触り、喉に触り、全身をさすります。そのようなことを繰り返していて、2週間目になるころに口吻に手を掛けて軽く握ります。嫌がったら手を引きます。機嫌を見ながらこれを繰り返します。

(2)そのようにして2週間が過ぎますが、3週目に入るころには機嫌が良いと押さえた口吻を開いて口を開きます。食事は1日に2度か3度与えます。そして2度か3度散歩に出て、その都度オシッコをしてウンチをさせます。4週目には口吻を触らせることは普通になり、大体はそのまま口を割って歯を見せ、ベロを見せ、口の中に飼い主の手を入れさせるようになりました。散歩に出れば喜々として道を駆けますし、向こうからくる犬には最大の興味を示します。飼い主がそっちへ行っては駄目だとリードを引けばそれに従います。一月ほどで生後90日に駄目犬だったその犬は普通の犬になったのです。普通の犬どころか、身体はぐんぐん大きくなって日本犬が持つ素朴な美しさを宿すようになりました。

(3)そのようなことですから、紀州犬を飼い、躾けるには生後90日の問題犬に接したことと同じようにすれば良いのです。紀州犬にはお手だの伏せだのといった芸事を仕込まないのがこの世界の慣わしです。犬が人の気持ちを汲んで積極的に行動することを望からです。あれをせよ、これをせよ、といったことで指先と言葉一つで飼い犬の紀州犬を完全に制御することができれば良いのですが、それは実際上は無理なことです。ですから駄目なことはしてはいけない、ことを基本にして芸事を教えたりしないのです。生半可な芸事として、お手や伏せや待てを教えたところで、気が立った犬を制御できる人を見たことがありません。

(4)ある人が人の前で飼い犬に駐立のポーズをとらせたことがあります。駐立のポーズの前に口を開いて歯を見せてベロを見せることをしたのです。その犬は口を開きませんから、歯は見せませんし、ベロを見せることもしません。そして犬の格好良い構えとしての駐立のポーズをさせたくても、飼い犬はだらだらしてポーズなど知らないといった風でありました。口吻を握らせ、押さえさせて、口を開けさせて歯を見せて、ときに歯を磨かせて、ベロ(舌)を見せて健康状態を確認することができるようにしておくことは、犬を飼う上での基本中の基本と考えて良いでしょう。それができる、それをさせる状態の犬は飼い主である人と犬との良い関係を示していると考えます。

(5)口を開けさせなければフィラリア予防薬を口径投与できません。動物病院でそれをするにしても獣医師は苦労しますし、獣医師がフィラリア予防薬を投与しようとして来院の犬に顔を咬まれた様子を見ております。日本の世の中に犬は溢れておりますが飼い犬を躾けられている人を見たことがありません。犬を人と間違えて犬に人以上の愛情を注いで、貧しく虐(しいた)げられた人の姿が目に入らない人が多くいるように思われます。

(6)それで教訓じみた言葉を次ぎに掲げます。それは人に申し上げているのではなく、私自身に戒めの言葉として述べていることなのです。「犬を駄目にするのは人が犬になめられているからだ」「口吻をにぎり、口を開けさせて歯とベロを見させることを毎日すると犬は賢くなる」


(誤字、脱字、変換ミスなどを含めて表現に不十分なことがある場合はご判読ください。)





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最終更新日  2019年09月09日 14時31分02秒
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