文学理論
文学理論 (1冊でわかる) [ ジョナサン・カラー ] ここからは当分の間文学論なんて分野に入る。 なんで今更なんて思われるかもしれないが,なあに,高校時代私は文芸部にいて小説などを書いており,そして大学は文学部に行きたいと父に申し入れしたが,文学で飯が食えるかと一喝され,結局あのときの消化不良ゆえ,今になって文学理論なんてものを読み始めたというわけだ。 けれども,科学よりもちんぷんかんぷんなのだ。 歴史を理解するためのモデルとなるのは要するに文学の語りである。 物語を聞いたり読んだりしている我々はプロットが意味を成すのか辻褄が合っているのか物語が完結しないままか容易にわかる。 などという理論をどう理解するといいのか全く不明だ。 たぶん歴史は文学で成り立つとでもいうのか。 文学の杓子で歴史がわかるということか。 つまり歴史は文学であるということか。 うーむ,わからん。 ストーリーが基本的に必要とするのは何だろうか。 アリストテレスはプロットが物語の最も基本的な特徴であり良いストーリーは初め,中間,終わり,を持ちその順序にリズムがあるために喜びを与えるのだと言う。 なんて理論わかりますか。 これじゃあ,あーた,文学部になんか行かなくてよかったということじゃあーりませんか。 うーむ,と唸るばかりの私なのでありました。