今までずっと利用したことが無かったむさし坊（港区芝大門1-16-7 幸仲ビル　Ｂ１Ｆ 03-3432-6341）を初めてランチで利用した。12時ちょっと前に入店したのだが、他にほとんど客が居なくて不安（すぐに他の客が入ってきたが）に感じる。

席に着くと、おばさんが週替り定食の内容を説明。私はトンカツのデミグラスソースだと言う週替り定食をお願いした。おばさんが注文を厨房に通したらものの数分も経たないうちに、あっという間に料理が運ばれてきた。ぶらじるよりも早い。

週替り定食（900円）は、５ｍｍ程度の薄いとんかつにチープなデミグラスソースがかけられたメインディッシュ（肉が薄いので柔らかいが、衣の感じもソースもイマイチ。付け合せのスパゲッティも美味しくない）、 鮪の赤身と蛸の刺身（分厚く切られた鮪の赤身は冷凍物ではないようで思ったよりもマトモだったのだが、分厚く切られすぎていてかえって美味しさが感じられない。蛸のぶつ切りは普通）、きしめん（のびてしまったきしめんは美味しくないし、汁はにんべんだしの素のような味でこれもまた美味しくない。一口だけ食べて全て残した）、 たくあんの漬物（これはまあまあ）、あさりの味噌汁（ちょっと換わった臭いがしたので飲むのを止めた）、ご飯（どんぶり飯でご飯はまあまあ）。

今まで利用しなかったのが正解だったと後悔するほど、完全な撃沈だった。刺身は思ったよりマトモだったのに、なぜあえてあんな厚さに切ってしまうのかも理解に苦しむし、きしめんは美味しくないしのびているし全く不要。それにしても出てくるのは早い。事前に全てセットして待っているのかと思うほどだった。

内装は民家風で落ち着いているのだが、この料理では再訪はない。

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