|
カテゴリ:綾辻行人
館シリーズの第八作目。 「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」という叢書から出された。 一時間半もかからずに読める短い物語だが、その中には楽しい楽しいミステリがある。 不気味な人形、異常な老人、病弱な美少年、夥しい数のびっくり箱等、雰囲気は満点。 トリックは軽いものだが、ミステリを知らない幼い頃に読んでいたらどれ程驚いたことか。 そして何と言っても白眉は結末。 実に味わい深い余韻を残す。 作中人物の中で最も「普通」の人間であるあおいちゃんを効果的に使っている。 楽しかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.03.31 05:32:04
コメント(0) | コメントを書く
[綾辻行人] カテゴリの最新記事
|