カテゴリ:和郎女作品展
若草読書会の友人・和郎女さんの作品展であります。
2021年12月10日の第26回展以来ですから、久々の作品展になります。 <参考>和郎女作品展の記事一覧はコチラ。 今回は、3年ぶりに開催した若草読書会の折にお持ち下さった作品をご紹介するものであります。 写真が不鮮明で没にしたものや撮影しなかったものもいくつかありますので、その全てではありませんが、しばし、和郎女作品の世界でおくつろぎくださいませ。 今年は卯年ということで、ウサギに因んだ作品であります。 (●南天と雪兎) 若草読書会の新年会では、メンバーへのプレゼントとして、その年の干支に因んだ作品を沢山お持ち下さるのですが、3年ぶりの若草読書会新年会復活で、和郎女さんのプレゼントも復活しました。 この「南天と雪兎」はヤカモチが頂戴したものであります。 なお、当記事に於いて、作品に付したタイトルはヤカモチが勝手に付けたもので、作者の和郎女さんのご同意を得たものではありませんのでご了承願います。 (紅梅と兎) 梅の花が咲き、ウサギさんのカップルが仲良く並んでいます。 梅の花 今盛りなり 我妹子と 添ひてたぐひて 二人し居らむ (兎家持) (同上・色紙版) これは、同じデザインの色紙版であります。梅の花が紅梅だけでなく白梅も混じっっていますので、「紅梅と兎」というタイトルは色紙版には適切ではありませんね。 このように一つの枝木に赤白の花を付けるのは、源平梅とか源平桃とか呼ぶのだろう。 (梅と金兎) こちらは、金色の毛並みの兎なので金兎としました。「金烏」というと太陽のことを意味するが、それは中国の伝説で、太陽には金の烏が住んでいるという話に由来する。同様に、月には玉璧の兎がいるというので、月のことは「玉兎」と言ったりもする。金烏西舎に臨み・・という大津皇子の臨終の詩は有名である。 しかし、金兎梅花に臨み・・となると、これはなんのこっちゃ、でありますかな。春風駘蕩として・・などと続けて大津皇子の詩とは違った目出度い春の詩になりそうではありますが、金兎とはなんのこっちゃ、という疑問は残したままとはなります(笑)。 次は「兎のお月見」。 (兎のお月見) 月は玉兎とも言うということは別にしても、我々は子どもの頃、月では兎が餅つきをしていると教えられて幼児期を過ごしたので、月と兎は違和感のない組み合わせであります。 (三日月と兎) 大伴家持の歌で三日月と言えばこの歌。 振り放けて 三日月見れば 一目見し (兎と毬) 山寺の和尚さんなら、猫と毬なんだろうが、ポンと蹴られるのはもうご免と、猫は毬との撮影を辞退したようで、兎が代役に。しかし、和尚さんがポンと蹴ってもニャンとも鳴かなかったので、つまらんということになったと兎は言って居ります。 (兎と人参) うさぎ美味しこの山♪などと歌う子が増えたとかで、「ふるさと」の兎たちは、うさぎは美味しくありません、美味しいのはニンジンです、とニンジン嫌いの子どもたちへのキャンペーンを今年から始めることになったらしい。しかし、ニンジンだけに画像の鮮明度がイマイチ、ニジンでしまっています。 (兎の暦) 今年一年、皆さまによき年でありますように、と兎が言っております。 (梅と兎のミニ屏風) これは二つ折りのミニ屛風。左側に大きな空白を設けているのは、ここにメッセージを書いてグリーティングカードとしてもお使い下さいということであるか。 (●兎と松竹梅の三つ折り屏風) 上の三つ折り屏風は、若草読書会の新年会にお持ちいただいたものではなく、昨年12月に和郎女さんがヤカモチ宛てに送ってくださったものです。 和郎女作品展に掲載しようと、撮影保存しておりましたので、出番ですよと登場いたしました。 (月と兎) (松竹梅と兎1) (同左2) 短冊タイプの作品です。 そして、ストラップ・タイプの作品。 (兎のストラップ) 以下は、兎関連以外の作品です。 (紅梅白梅二人しあれば) これはお雛様かもと思いましたが、梅の花なら違うだろうと、イマイチよくわからんタイトルを付けました。しかし、花を桃とみなして、お雛様にした方がよかったかもしれませんね。 (花籠) これは、春と言うよりも秋ですね。季節先取りの花籠であります。 次のコスモスはもう完全に秋そのもの。 (コスモス) 次は、もう季節そのものに関係のない、梟と美人画であります。 (梟1) (梟2) (●見返り美人) (同左2) そして、実用的ながま口ポーチ。 (がま口ポーチ) 以下は、2021年6月27日智麻呂絵画展特別編の記事に掲載した写真でありますが、和郎女作品展には登場していませんので、この機会に併せ掲載することといたしました。 (桔梗<2021年6月27日智麻呂絵画展特別編に掲載済み>) (桔梗の団扇<2021年6月27日智麻呂絵画展特別編に掲載済み>) 以上、25作品をご紹介させていただきました。 ご覧いただき、ありがとうございました。 <追記:2023年2月7日> 上記文中「玉璧」が「玉壁」と間違った字になっていましたので、訂正しました。わがPCは勉強不足なようで、「ぎょくへき」と打つと「玉壁」という字に変換してしまうということを見落とした結果の誤字表記でありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは(^^)
いつもこのように多くの素晴らしい押し絵作品を 制作して下さることに感心し、感謝しています。とてもお忙しい時間を割いて下さっていると聞きました。 私も欠席したのに うさぎの短冊と花籠でを分配して頂きました。飾ると 綺麗な色の作品のお陰で 部屋の中が とても明るくなりました。 和郎女さんに直接お礼も申し上げずに申し訳なく思っています。 (2023.02.05 20:12:23)
>いつもこのように多くの・・
そうですね。彼女の指導の下で読書会でも作品を作るという講座を持ち、ヤカモチも作品作成に挑戦したことがありますが、大変でした。それだけに、お持ち下さった作品の数の多さから想像される作業量を思うと、もう絶句であります。 >私も欠席したのにうさぎの短冊と花籠を 分配して頂きました。 欠席のリチ女さんや偐山頭火さんにも別途送って置いたと仰っていましたから、お持ちいただいた数よりも更に多くの作品をお作り戴いた訳で、本当に有難いことであります。 (2023.02.06 11:34:29)
和郎女様の作品展有難うございます。
一点づつ撮影、タイトルをつけて下さったヤカモチ様にも感謝です。 今回も凄く沢山の作品を制作下さり、読書会メンバーにプレゼント、感謝以外の言葉が見つかりません。 今年の干支がウサギさん、どのウサギさんも表情が愛くるしくって思わず微笑んでしまいますね。特にお月さまとの相性が良さそう、満月にも三日月にもピッタリです。 季節を教えてくれるお花の作品も繊細さと立体感があり、どれも素晴らしいです。 和郎女様、本当に有難うございました。 (2023.02.06 22:37:20)
>和郎女様の作品展有難うございます。
一点ずつ撮影、タイトルをつけて下さった ヤカモチ様にも感謝です。 若草ホールでの撮影ではお手伝いいただき、ありがとうございました。 作品が多いので梱包フィルム袋に入っている作品を一点ずつ取り出し、また元に戻すという撮影作業も結構大変です。そんな中でピントのぼけた写真もあってボツとなってしまったものがあるのは残念です。 >今回も凄く沢山の作品を制作下さり・・ 本当にそうですね。読書会新年会恒例の作品分配、気分も盛り上がりますから、感謝、感謝です。このための作業が女の無理な負担になっているというようなことがないことを願いますが・・。 >どのウサギさんも・・ その通りです。コスモスは和菓子のように見えて、兎「美味し~」と同じで、コスモスも美味しそうに見えてしまったヤカモチでありますが・・、どれもみな、素敵な作品です。 (2023.02.07 08:18:10)
前回Blogでは沖縄をthemeにしてくださり、ありがとうございました。
また2月になっても、今年の干支をたくさん。 貴重な画像掲載してくださり、これまたありがとうございます。 改めてこちらのBlogにcommentくださり、ありがとうございました。 今年は兎年と言うこともあり、例年よりも年賀状が書きやすかったような……。 実は昨年は 🖨 が寿命を迎えていた上に、お金もなかったため 年賀状が出せなかったのです。 一昨年うちの父親s' 傘寿祝いに、この「うさこちゃん」goodsを 🎁 したのを 切っ掛けに昨年~ 当characterを買い揃えるようになり、そのたびに友人にも 写✉までして「いい歳こいだ、オバンのくせに!!」と、みなさんから呆れられるのを 覚悟の調子で「いや、オバンではなくて、とっくに御祖母の時代じゃ。 友人では孫がいる人だって、たくさんいるのだから。」 今年もますます所持品はこの「うさこちゃん」で、一杯になりそうです。 categoryにも、1マス設けまひょか? (2023.02.07 14:55:24)
>前回Blogでは沖縄をthemeにしてくださり、
ありがとうございました。 前ページもご覧くださいましたか。ありがとうございます。 友人の岬麻呂氏は頻繁に沖縄方面にご旅行をあれているので、同氏の旅便り記事は沖縄の記事が多くなります。 >今年の干支をたくさん・・ 友人の和郎女さんは毎年干支の作品を色々と作って仲間にプレゼントしてくださるので、もう十二支全部そろっています。前回の卯年の作品は、2011年1月26日の記事「第8回和郎女作品展」にも兎の作品が掲載されています。 https://plaza.rakuten.co.jp/yakamochi35/diary/201101260000/ >今年もますます所持品はこの「うさこ ちゃん」で、一杯になりそうです。 ウサギ・コレクターですか。オ~、エスパニョーラですな(笑)。 是非、ウサギ小屋(カテゴリ)をご用意してあげてください。 因みに、万葉集ではウサギを詠んだ歌は1首あるきりです。 (2023.02.07 20:29:59)
>愚娘が幼稚園の頃、節分の鬼の絵を描いて
いたのを、ウサギさん書いているのだね。 と言ったことを思い出しました。 そうですか。幼児にとっては鬼の角と耳の区別は難しいのか、ウサギさんの耳ののような絵になっていたのでしょうか。その時のお嬢さんの反応はどんなだったのでしょう。ちょっと興味あります。 こういう勘違いを回避するためには「何の絵を描いているのかな、とても上手だねえ。」というところから始めるべきなのかもしれませんね(笑)。 (2023.02.08 22:20:11) |
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