カテゴリ:美味しい!イタリア各地料理
ムール貝やパーナ貝といった、西洋料理によく使われるムシッとした食べ応えのある大きな貝。あさりやしじみより長く保存がきいて見栄えもするので、我が家は500gとか1kgのとかを冷凍庫に入れてちょこちょこ使っていることが多いです。
これまで、この手の貝の食べ方でいちばん美味しいのはペルー料理のマリネ(→こんなの)だと思っていましたが、最近作ったこれも捨てがたかった! ◆プーリア風ムール貝の詰め物・トマトソース ![]() イタリアの長靴のかかと・プーリアではムール貝がよく獲れてモリモリ食べるらしいというのは以前から雑誌のイタリア関係の記事や料理本でよく見かけましたが、「二枚貝のまま詰め物をして加熱」という調理法は見たことがありませんでした。既に殻をむいた状態のにパン粉をまぶしてオーブンで焼くのはさほど珍しくないですが、二枚貝の状態で詰め物をしたら蒸された感じになって美味しいのかなーと妄想。さっそく作ってみたわけですが・・・ ウマかった! ![]() ![]() ![]() ![]() これ、今までの貝類の調理の中では私的にかなり目新しいです。というのも、この詰め物、卵やチーズ、香草類が混ぜてあって詰め物自体が美味しいんですよ。それとムール貝から出ただしが殻の中でいい感じに蒸されてパン粉にしみしみに。これに手数をかけすぎない酸味のきいたトマトソースを絡めると、もう最高に美味しいのです ![]() ![]() いやー思い出してもヨダレが・・・^^; ダンナさんいわく「プーリアの人は『しみこませる』美味しさをよくわかってるね! ![]() ≪オムレツみたいで美味しい!プーリア風ムール貝の詰め物・トマトソース≫レシピ:2人分 1) ムール貝8個(大きさにより調整してください)は洗ってヒゲを取っておく。 2) シンプルなトマトソースを用意する。にんにく1かけを粗みじんに刻んでオリーブオイルで炒め、ホールトマト1/3~1/2缶(または熟したトマトでも)をつぶしながら入れてぐつぐつさせ、火を弱めて5分程度煮て塩で味を調えればOK。 3) 詰め物を作る。粗挽きパン粉1/2カップに溶き卵1個分弱(小さめ、大きければ少なめに)、すりおろしたペコリーノチーズ(なければ普通の粉チーズでも、パルミジャーノでも)大さじ1.5、黒コショウ適量、刻んだイタリアンパセリやミント適量(多めに入れても大丈夫)、刻んだケッパー大さじ半分をよく混ぜる。 4) 3)の詰め物を大さじ1~2杯ずつ、ムール貝の身の上にどっさりのせて殻をギュッと閉じ、詰めていく(すると余分な分がはみ出すので、適量が中におさまります)。これらを耐熱容器や耐熱ガラスのボウルに入れ、ラップをかけて3分ほど過熱し、卵を固める。 5) 4)を2)のトマトソースの鍋に入れ、5分ほど弱火で煮て味を絡ませたらできあがり!仕上げにパセリを散らすときれいです。 ★4)の加熱の過程は本来は「油で揚げる」ようですが、貝がきちんと閉まらず(きっと生のでないと難しいよね^^;)はねて危なそうなのとあっさり仕上げたかったのでレンジで卵を固めました。蒸し器で蒸してもいいと思います。 白ワインにぴったりです ![]() このときの全体メニューはこんな。 ![]() どうしてもパスタの「プッタネスカ」(むかーし作ったのなのでレシピや写真がイマイチですが^^;)に茄子を入れたのが食べたくなって、大きな長茄子を大きめにダイスカットしたのとさっとオリーブオイルで炒めて入れてみたら超!美味しかった ![]() ![]() アンチョビとトマトが味わい深く、オリーブやケッパーが入ってにんにく・唐辛子を効かせた刺激的な「プッタネスカ」は「娼婦のパスタ」と呼ばれますが、更に茄子を入れて魅惑的に美味しくしたので「プッタネスカ・ミーヤ風」ということで ![]() ![]() ※どんぐりは入っておりません(笑) クタクタに煮たキャベツが食べたくて作ったフェンネル風味の白ワイン煮は特に美味しかったので別記事にしまーす ![]() うん、今日もとっても美味しかった! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ お料理ブログランキングに参加しています。 本日もポチッと応援、お願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.17 10:39:16
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