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世界のごはんとアリーナ&スタジアムグルメ生活

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2012.01.08
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七草粥の日も過ぎ、皆さんの冷蔵庫もお正月食材から卒業される頃かと思います。
(毎年のことながら、我が家は実家から大量に送られた食材から卒業しきれてませんが・・・- -;)

そんな時は!


肉!ぶた



という訳で、年末に作ってたいへん美味しかったお肉料理をようやくご紹介したいと思います。


◆アリスタ(フィレンツェ風豚肉のロースト、ローズマリー・にんにく風味)

      111230アリスタ


豚肉を塊のまま焼くタイプのローストポーク、実は初めて作りました。
というのも、ローストポークって調理の過程が単純すぎて作るのがつまらなそうなイメージだったから。でもこれはちょっとした秘密が隠されており、それがどういう効果をもたらすのかにすごく興味があって、ワクワクしながら作りました。

結果、

ものすごーく美味しかった!大笑い大笑い大笑いハート


いやーウマかったです。決して高くない、ごく普通のスーパーで売っている豚ロース肉で作ったのですが「こんなに美味しくなるの!?」とびっくり。ダンナさんも「超ウマイ目がハート」とテンション上がりっぱなしでした。


その秘密はこれ↓

      111230断面

お肉の真ん中あたりの上部に注目ください。何か挟まってるのがわかりますか?これが美味しさの秘密うっしっし刻んだにんにくとローズマリーを、お肉の巻き目や予め開けた穴に埋め込んであるのです。これがじっくりオーブンで焼かれることでお肉の内側までしみてとっても美味しい!調理の過程としては「にんにくを刻む⇒ローズマリーや塩と共にお肉になすりつける⇒焼く⇒ソースを作る」ぐらいしかないのに、ほんっとに美味しい!

しかもこれ、あまりに美味しかったので我々は即日食べ切ってしまいましたが、本来はもっと大きな塊肉で作って保存するもの。冷蔵で4~5日、冷凍すれば1か月以上もつそうです。冷たい状態でパンに挟んでも美味しかっただろうなー…(ちょっと後悔)。

      111230肉


ちなみにこのお料理の歴史はとても古く、ルネッサンス期のメディチ家に遡ります。これをフィレンツェで開かれた宗教会議に出したところ、ギリシャ人の高僧が「アリスタ!(最高!)」と叫んだことからこの名がつけられたんですって。当時はお肉の保存が難しかったはずで、ハーブや塩で長期保存を可能にしたこういうお料理はさぞ重宝しただろうと思います。作り方や材料が至って簡素なのもメディチ家らしい。

最低でも500g以上ある塊肉で作った方が美味しいと思います。「うちには大きすぎる…」と思っても保存できますので、是非大きなお肉で作ってみてください。「作ってよかった!」と思うことうけあいですよスマイル


≪簡単なのにすごく美味しい!保存も効くフィレンツェ風ローストポーク「アリスタ」≫レシピ:作りやすい分量

1) 豚ロース肉(500g以上~1kg前後)に下味をつける。今回使った肉は600gで予めタコ糸で縛ってあるものでしたが、これでにんにく2かけとローズマリー同量程度を使用。指の入るような大きな穴を思い切って4~5か所開け、巻いてあるお肉の場合は巻き目のところにも、塩⇒にんにく&ローズマリーの順に薬味を埋め込む。大きなお肉の場合は穴を深めにしてくださいね。

2) 巻いていないお肉の場合はこの後タコ糸で縛って成型し、全体に塩、コショウ(今回は粒こしょうを使用)をまぶしてラップでしっかりとくるみ、冷蔵庫で3時間~1日寝かせて味をなじませる。大きめのお肉になるほどねかせる時間も長めにしてください。

3) お肉を焼く。フライパンを熱してまずは表面をこんがりと焼きつけ、耐熱容器に移して190度のオーブンで1時間。お肉が1.5kgを超えるまでは1時間で大丈夫です(小さめの場合は少し短めに。今回は50分にしました)。まんべんなく熱が通るよう、時々転がしてください。付け合わせのじゃがいももダイスカットして一緒に焼くと美味しいです。

4) ソースを作る。お肉が焼けたら、お肉はアルミホイルで覆って余熱で熱を通し、焼いている間に出た肉汁(脂が多過ぎる場合は除いてください)や焼きかすをこそげてフライパンに移し、同量程度の白ワインを加えて少し煮詰め、塩・コショウで味を調えてソースにする。余熱で落ち着かせている肉からも肉汁が出るので、これも加えてください。

5) お肉を厚さ5~8mm程度にスライスし、付け合わせと共に盛り、ソースをかけてできあがり!


★分厚く切るより1cm未満にスライスした方が美味しさがよくわかります。個人的には7mm程度がいちばん好き。お肉の脂が少ないものは薄め、多めならやや厚めに切るのがバランスが良いと思います。

★そのまま食べても夢のように美味しいですが、残ったらサンドウィッチやパスタの具にして食べることが多いそうです。冷めても美味しいので、是非お試しあれ!



この日の全体メニューはこんなでしたが、

  111230晩ごはん

これだけお肉を食べる分、野菜もいっぱい食べました。スープは先に取り上げたミネストローネ、サラダはにんじんまるまる1本使ったロシア風にんじんサラダレシピはコチラ)、

      111230サラダ

パンも生地にじゃがいも、中は玉ねぎをた~っぷり使ったプーリア風フォカッチャです(このレシピはコチラ)。これも美味しいんですよスマイル

      111230パン


私はお酒を飲む際は必ず大量の水かお茶を一緒に飲むのですが、ガッツリしたお肉を食べる場合もその倍以上の野菜を食べるとお腹が落ち着く感じがします。この日もたっぷり野菜を食べて舌もお腹も大満足でした。


今週からお仕事も本格的に忙しいという方も多いと思います(私も多分そう- -;)。身体に力の付くものを食べて、寒い季節を乗り切りましょう!

今日もとっても美味しかったぺろり今日もごちそうさまでしたウィンク


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Last updated  2012.01.09 10:38:00


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