【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

地球人スピリット・ジャーナル1.0

地球人スピリット・ジャーナル1.0

Keyword Search

▼キーワード検索

Recent Posts

Calendar

Free Space

2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2006.10.08
XML
カテゴリ:地球人スピリット

地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく



「さみしい男」 
諸富祥彦 2002


 前作
「人生に意味はあるか」を読んで、なかなかだなあと感心した。だから、二冊目のこの本になにごとかの期待が大きかったかも知れない。過去に遡るような、逆行している形の読書だったので、ちょっと面くらったところもあるが、概して納得の一冊とは言えるだろう。

 このタイトル「さみしい男」というタイトルだけではちょっと食指が動かないが、この著者ならこのタイトルをどうさばくのかな、という興味はあった。最近の私は、だいぶ新書本も読み進めているせいか、あるいはその年代を遠くすぎてしまったせいか、単純な若者論にはすこしあきているところがある。

 ニートとかフリーターとか、あるいはネットやケータイに依存する若者を半ば批判的に、半ば揶揄的にとらえる傾向には飽きた。おもしろそうな本はあるのだが,当面はすこしおやすみする。で、この本も前半は、どうも批判的ではないにせよ、若者論に終わるのかなぁ、とちょっと危惧したが、途中から、著者自身の自己開示ということになり、話の展開がとても面白くなってきた。

 この本においての著書紹介には「トランスパーソナル心理学入門」という本があるようなので、近いうちに巡りあいたいと思っている。しかし、この時点では日本トランスパーソナル学会の会長とは書いていないから、この数年の間になにごとかあったのだろうなぁ、と推測する。

 後半においては、セックスを取り上げている。特に若者のセックスというだけではなくて、日本人全体のセックス観を、しかも前向きに肯定的にとらえている。それは疲れているお父さんの仕事観、家庭観、子育て観、人間観に、するどくメスを入れる手法だ。ある意味、斬新、ある意味、実験的、ある意味、危険。

 私は
前の記事で、創造的なプログラマーや瞑想するジャーナリストとともに、このブログにおいての象徴的な職業として「転生輪廻を自らの体験として理解する精神的なカウンセラー」という存在を想定してみた。

 著者は前書でも明言はしなかったが、「転生輪廻を自らの体験として理解」している可能性はあるし、そのことを理解するキャパシティは十分あると思う。そしてまた、私は、以前、こうも書いていた
「性を取り込めるスピリチュアリティ」つまりは、カウンセラーは生あるいは性と死あるいは再生を、俯瞰的に見つめることのできる存在であってほしい。

 あってほしいというより、そうありたい、と私自身が自分に対して願っているのだが、言うは易し、行うは難しである。なかなか自分の表面心理から深層心理まで、見つめてみると、そうそう簡単なことではない。

 そういった意味においては、著者の生き方というものは、まだまだ確立されていないあやうい雰囲気を持ちながらも、おおいに期待してしまうのであった。危うさを感じさせながらも、その懐の深さを感じる。私はたしか彼の本「人生に意味はあるか」で初めてマルチチュードという言葉を知った。その後、立てつづけに
的場昭弘「ネオ共産主義論」でもその言葉と出会うことになった。

 両書においてもその説明は断片的だったので、もうすこし詳しく知りたいなぁと思って、今日は、図書館からネグリ=ハートの「マルチチュード」を借りてきた。残念ながら下巻しかなかったが、私の読書ライフに、またまた風雲が巻き起こる予感がする。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.03.30 08:22:25
コメント(0) | コメントを書く
[地球人スピリット] カテゴリの最新記事


PR

Freepage List

Profile

Bhavesh

Bhavesh

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07

Category

Comments

BHavesh@ Re[1]:アガルタの凱旋(12/15) subaru2012さんへ ああ、久しぶりにこの…
subaru2012@ Re:アガルタの凱旋(12/15) Miles Davis / Agharta 1 <small> <a hre…
Bhavesh@ Re:禅と戦争 禅仏教は戦争に協力したか(11/16) 現在、日曜早朝座禅会に参加している禅寺…
Bhavesh@ Re:セックスから超意識へ<1>(11/13) Oshoの記念碑的1968年のレクチャー。当時…
把不住y@ Re:編集雑記(07/25) 新ブログはここです。 <small> <a href="…
Bhavesh@ Re:グルジェフ・ワーク 生涯と思想(01/12) 武邑光裕、の名前を検索していて我が読書…
abhi@ Re:編集雑記(07/25) お疲れ様。 新ブログ立ち上げたら教えてく…
Bhavesh@ Re:極秘捜査 警察・自衛隊の「対オウム事件ファイル」(03/03) 私は、最近になって 、そう2015年頃になっ…
Bhavesh@ Re:オウムからの帰還(03/01) この記事は我ながら、切れ味が悪い。大嫌…

© Rakuten Group, Inc.