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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2006.12.08
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地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく



「評伝 山岸巳代蔵」ニワトリ共同体の実顕地 玉川信明コレクション 日本アウトロー烈傳4 
玉川信明2006/1


 玉川信明著作はこれで3冊目になる。
一冊目は、なんだこりゃと思った。著とはなっているものの、著者本人の言葉などほとんどない。前書きから後書きまで、ほとんど他人の書いた文字を恣意的にならべ変えただけだ。いったいなぜ、こんな人を食ったようなことをするのだろうと、いぶかしがった。

 
二冊目、これは面白かった。玉川のOshoへのなみなみならぬ愛情を感じた。これはひょとすると、とんでもない凄い人なのかもしれないな、とネットでも調べてみた。とにかくこの人の他の本も読んでみようと、数冊借りてきた。その手始めの一冊がこの本である。

 はっきり言って、この本もどうもわけのわからない本だったといえる。まずこの本は哲学や思想書ではない。また
ノンフィクションでもない。もちろん小説でもないし、報道でもない。伝記でもないし、評論、批評でもない。まぁ、あえて言えば、この本のタイトルにあるように「評伝」というのが一番適しているのであろう。

 まず、とまどうのは、この本の元本は、すでに1970年代に出版されていることである。さらに1990年前後に再版か増補されているらしい。そして今回、自らのライフワークをまとめるという意味で、さらに手をくわえ、シリーズとして刊行しつつある中、この本の出版を見ずに本人は亡くなってしまったようである。したがって、折込のパンフレットなどから察するに、この本は玉川の追悼本という趣すらある。

 だから、この本の時間と空間がよくわからない。まずは執筆された時間が、今、とか、現在、とか書かれていても、注意して読んでいないと、1930年代なのか、1970年代なのか、2005年なのか、判断しかねるところがある。あるいは、他人の文章やインタビューなども、脈絡なく一つの文章のなかにでてくるので、はて、これは玉川本人の文章なのか、オリジナルな考えなのか、はたまた誰かの著作をそのまま書き写しているのか、いっときには判然としない。

 これはノンフィクションともいいがたい。ジャーナリズムとも言いがたい。記録的な意味において記述にあいまいさが多く残る。であるがゆえに、それを分かっているのであろう、玉川は、本書の中で「私の描く山岸であって、つまりは私が解釈し、創造した山岸でしかあり得ない」と繰り返す。そこのところをキチンと押さえておけば、この本は、とても興味深い本である。

 山岸巳代蔵や山岸会、あるいは山岸ズム(あるいはヤマギシズム)については、私は多くを知らない。それこそ、この本が最初に出た70年代初めに、当時、早大教授だった新島淳良が提唱した山岸会の中における幸福学園運動の講演会に参加したり、三重県春日山の実顕地での「変身合宿」に参加したり、あるいは山岸帰りの友人達と親しくしたり、とその程度しか知らない。

 その後、野草社の石垣雅設が、山岸会のなかでの合宿セミナーである「特講」の「係」をしていららしいとか、あるいは、オウムで名を下げた島田裕巳が参加していたらしいとか、いう程度しか知らない。あるいは、この玉川もどうやら数年参加していたようだ。私のそばにはいつも山岸会の話題がないわけではない、という程度にいつもあったが、この本のようにまとめた一冊を読んだのははじつは初めてである。

 感想はやまほどあるが、ここに書いておくことは、それほど多くはない。ひとつは、この「特講」というやつは、p119が玉川が「註」で書いているように、C・ロジャースの「エンカウンター・グループ」に通じるものであろうと思う。「係」はつまりはファシリテーターということになるだろう。

 山岸がロジャースの影響を受けたということではなく、何事を考えて、何人かの人々が学び会おうとすると、こういうシステムが自然とできあがるということであろう。当時、20歳前後の私達も本当に手探りで10数人の「学びあい」を「塾」と称していたのだが、これもまた、ロジャースのいうところの非支持的グループ・カウンセリングが自然発生していたものと思う。

 この本、どうやら、玉川は、山岸の「真の妻」であった「福里ニワ」に対する詳しい個人インタビューをしたものと見えて、この本の後半は、山岸とニワの夫婦関係について延々と続く。ある意味、玉川の関心どころが見えて面白いが、私にはちょっと辟易であった。

 この本、結局は玉川という人物のことを知りたくて読んだ本ではあるが、期せずして、日本の共同体では抜きに語れない山岸会についてすこし足がかりができてしまった。このブログのカテゴリでは、どこにいれてもよいような本なのであるが、今回はあえて、この本を「ネット社会と未来」にいれてみようかと思う。

 共同体やコミューンというものについて、言葉では語れるがイスラエルのキブツのように制度化されたものはほとんど無い。なぜ無いかといえば、それは非常に実現可能性が薄いからである。現在は、私は、ネット空間におけるコミューンというものを模索しているので、この山岸巳代蔵の人生をかけた実顕をあえてこの「ネット社会と未来」にいれておこうと思う。

 思うに、1961年になくなってしまった山岸巳代蔵だけど、もし現代の青年だったら、ニワトリの飼い方とか山における共同体などと考えずに、IT関連の起業を思いついただろうし、ネットにおけるコミューンを作り出したのではないだろうか。歴史に、もしも、はないのだけど、時代に生きて、時代をはるかに超えていきた存在とは、いつの時代でもあるものであるなぁ、と感嘆する。





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Last updated  2009.03.29 11:44:52
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