井原線ふるさとじゃ～ナル

『小和田哲男　講演会』拝聴させていただきました。
まず感想は、面白かった。
北条早雲の出自についての定説が時代と共に変遷すること
歴史は歴史家によって作られるということがわかった。
定説だとされていた出自に異論が唱えられ歴史の大家によって潰されたり異論が時代と共に異説⇒定説になり、さらに新たな古文書の発掘により定説の補強がなされて歴史がつくられる。
江戸時代には、山城宇治説、大和在原説、伊勢素浪人説、京都伊勢氏説そして備中伊勢氏説が混在した。
明治時代に、山城宇治説、大和在原説が消え、伊勢素浪人説も大正時代から先の大戦までに消えていった。
昭和時代の中盤は、京都伊勢氏説が大家によって定説とされていた。
これを異論を唱えたのが岡山大学の藤井駿教授の「北条早雲と備中荏原荘」という論文だ。しかし一人の異説は主流にはなりえず立木望隆氏そして小和田哲男氏の古文書の発掘による論証があり現在の『備中伊勢氏説』が定説となっている。

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（講演中は写真撮影が禁止だったので講演前に行われた早雲太鼓の演奏時の後ろ姿です。最前列、右から３人目が小和田先生）
『小和田哲男　講演会』
戦国時代史研究の第一人者
ＮＨＫ大河ドラマ時代考証担当
『静岡大学名誉教授　小和田哲男』講演会
演題：「北条早雲」荏原（井原市）出身が定説となるまで
とき：４月２０日（日）開場１３：３０　開演１４：００
場所：荏原小学校体育館

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