井原線ふるさとじゃ～ナル

　問屋さんから毎月決まった時期に出張予定というハガキが来る。

　ある問屋さんはきっちりと来店して注文の有無にかかわらず、イグサの植え付け状況や生育状況、値動きなどをしゃべってゆく。そして時々掘り出し物があるよ。と現物の畳表を見せられて勧められる。ついついお付き合いで注文する。
　ある問屋さんはハガキは届いているが電話が掛かってきて「なんかありませんか？なんか持って行かしてもらえませんか？」などと注文を聞いてくる。「今はないよという」と言うと来店せずにパスしてくれる。
　ある問屋さんは出張葉書も送られてくるが、お得情報のハガキやカタログも送ってきてくれる。必要な時に注文すると次の日には配送されてくる。

　ハガキや郵便物の利用法と対応は勉強になる。

　ハガキを出して訪問をしてしつこく売り込みされたり集金の催促をされるのはいいものではない。
　ハガキを出しておきながら電話で済まされることが続けば注文する気持ちにはならない。
　情報発信が密にされて必要な時に必要な材料を届けてくれたり、引取に行くと割引されたりすると注文したくなる。

　これは畳屋からエンドユーザーであるお客様へのアプローチにも参考になることだ。適度な情報発信と真摯な対応を心掛けようと思う。