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カテゴリ:エッセイなど
読もうと思ったきっかけはすでに忘れてしまったけどの図書館本。これからも(これからは?)カミさんと平和に暮らしたいという気持ちでヒントを求めたんだったかな?と読み始めてみたら期待したのと違った!というのが正直な第1印象だったが・・・・
●前半第1章は妻にネガティブトリガーを発動させないための、後半第2章はポジティブトリガーを発動させるためのノウハウが書かれているという構成。 ●これは「妻のトリセツ」だけでなく、「職場に女性たちのトリセツ」だったり、「女性患者さん(といってもおばあさんばかり)のトリセツ」としても応用が可能なのではと思い期待しながら読んでいったが・・・ ●著者の黒川さんはワシと同い年なのに、扉の写真で見ると何だか無理に若作りしてる?昔の写真ですか? という感じ。それも別に悪くはないけど、その見た目と重なって脳科学者を名乗っているのに科学的根拠を示していない決めつけばかりなような気がして書いてある内容に何となく納得がいかない。 例えば、 〇そもそも、男性脳には、女性脳が勝手に夢見る「包み込むような思いやり」という機能はついていない。標準装備ではなく、経験で培うオプションなのである。 ●少なくとも確かにワシには装備されてないことは確かだな、これだけは納得できた。 〇察することが愛だと思う女性脳。認めてもらいたい女性脳。自分だけを特別扱いしてほしい女性脳。ときには、愛の言葉や甘いやさし言葉も欲しがる女性脳。 ●うちのカミさんは違う脳を持っているように思っていたけどそうなの?突然に「愛しているよ」とか「君が大切だよ」とか言ったら妙に勘繰られて「あんた何か後ろめたいことがあるんでしょう」とか言われて逆に修羅場になりかねないような気がしないようでもない。 〇女の会話の目的は共感〇大切なのは夫が共感してくれたという記憶 ●男は説明や解決を求められていると思って対応しがちだがとりあえず共感することが一番大切らしい。今まで妻との会話では対応を間違っていた可能性は大、職場でもある意味そうかも?一部の患者さんに対してもそうかもしれないと考えた。むしろこれはコミュニケーションの本道かもしれないと思えてきたぞ! 〇事実を肯定するときも否定するときも、その前に、妻の心根は肯定してやる。これこそ、夫が知っておくべき「黄金のルール」である〇絶対に心は否定しないことなのだ〇心さえ肯定しておけば、事実は、どっちに転んでも大丈夫 ●相手の感情に対して共感すること、これは緩和ケアでの医療コミュニケーションでも重要な技法だとされている。妻のトリセツでも必要だったなと改めて再認識した。当然、職場の人間関係でもだな。 怖い事実が統計で明らかにされていた 〇妻と離別した男性は、妻がいる場合と比べて、40歳時での健康寿命が約10年短くなる(「人口学研究」第33号) 〇「心の支えとなる人」について、日本人男性は1位が配偶者あるいはパートナー(約80%)で、2位が子供(約50%)なのに対して、日本人女性の場合は、1位が子供(65%)、2位が配偶者あるいはパートナー(54%)である(この傾向は外国でも似たり寄ったりらしい) ●この結果をどう読み解いて教訓にしていくかが問題。いまさら妙に歯の浮いたようなことも言えないし、媚びへつらう気はないけど、多少のノウハウも学びんだので、還暦を過ぎた残りの人生改めるべきところは改めて、平和共存の夫婦生活を送りたいと思う。 ●読み終えた時点ではつまらない本だと思っていたけど、こうして振り返ってみるといろいろこれからの生活に役立ちそうだということになるのか?そうだとすると何となく悔しい気がする。著者であるあの若作りなエセ脳科学者の顔が浮かんできて、「あんたの言うことすべてを納得したわけじゃないからな!」と言わないと収まらないような・・・・(著者のことは全く知らないんだけど)
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Last updated
2019.10.01 21:03:30
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