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本の森で呑んだくれ、活字の海で酔っ払い

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2019.12.01
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テーマ:お勧めの本(7220)
カテゴリ:スポーツする小説
 10月の山旅の友に持っていった「サクリファイス」から始まった近藤さんの自転車シリーズもこれでとりあえずコンプリートです。「サクリファイス」は購入したとはいえBookOffだし、あとは全部図書館本、近藤さんすみません。​もうこれでこのシリーズ終わりなのかなあ・・・

2018年12月2日読了

〇もし、ぼくが彼だったら、と
●出だしの彼とは誰?メネンコのことだったということでいいんですよね?

●この本に限らずシリーズを通して、ロードバイクレースやグラン・ツールの世界の雰囲気や流れ、ルール(暗黙のものも含めて)などなど、入門・解説書としても面白く楽しめた。
●それゆえに、自転車のことなど全然知らなくてものめり込んで楽しめるシリーズでもあった。

●こりゃサスペンスだ!と思った。今回は誰も死ななかったしドーピングもなかった、にもかかわらずこのシリーズの中では一番のサスペンスでミステリーだと思った。日本人2人がツール・ド・フランスを走って活躍するってのもワクワクできたし満足のシリーズ5冊目だった。

〇イストワール(歴史・物語)●ドーピングで栄光のイストワールを全てはく奪されたメネンコが復活したツールで新たに描こうと考えていたイストワールが、まさかのレース途中でトラブルにあう悲劇のヒーローだったとは!?後半、なんだかそんな気はしていたけど・・・

〇「メネンコとレイナはつながっている」
〇「やはり気づかれたか」「ミッコは今日の勝ちを狙ってない」「ベレンソンが反応していない。今日のミッコはベレンソンのアシストだ」
●レースの駆け引きがサスペンス!

〇(第16ステージの山岳コースゴール前で)「チカ!きみが行け!」「駄目だ。きみが行くんだ」
●ニコラとサポートするチカの名場面だ。チカらしさの真髄?サムライだなあと思うのは変だろうか?

●いろいろあったが、結局はハッピーエンド?(エンディングは読者の想像にお任せ的なので、たぶんですが自分の中ではハッピーエンド)。

●シリーズ6冊目はあるのかなあ、続きが読みたい気もすけどこれで終わってもらいたいような気もする。
●シリーズ5冊目のここまで読んで手元にある「サクリファイス」に戻って読み直したらまた面白そうだなぁと思った。

近藤史恵さんの自転車レースシリーズ5部作(続編はあるのか?)
「サクリファイス」
「エデン」
「サヴァイブ」
「キアズマ」
「スティグマータ」





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Last updated  2019.12.01 12:18:56
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