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本の森で呑んだくれ、活字の海で酔っ払い

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2021.01.25
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テーマ:お勧めの本(7219)
カテゴリ:ミステリー小説
​●26年前に書かれた作品で、舞台は約30年前なのでちょうど自分が社会人になって医師として働きだして結婚、子供が1歳の頃、バブルがはじける直前?の社会状況。携帯もメールも一般的ではなかった頃の話。そう言えばサラ金地獄なんて言葉をよく聞いたっけなぁ。自分には懐かしいな的な話だけど、その後に生まれた世代にはリアルに想像もできないのかもしれない。
●30年近く前に書かれた小説とは思えないほどにリアルな小説。ボリュームはあるけど一気読みしてしまう作品だと思う。なり替わり小説としても面白い。
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2018.06.17読了

●いつものことながら、アルコールを飲みながらの読書だったので、「あれっ、この人誰だっけ?」とか「誰のエピソードだったっけ?」など考えてページをめくり直しながら読んだ。読み終わって振り返ってみればそんなに登場人物が多いわけでもないし複雑でもないですね。二人の女性が良く似た境遇だったことが原因かも?それがこのお話のキモなんだろうけど・・・

〇なんということだ、君らは共食いしたのも同然だった
●そのサラ金地獄の取り立てから逃れるために殺人を犯してまで戸籍を乗っ取ろうとした女性もまた多重債務で自己破産していたというのが大まかなストーリーで
●全体を通して暗い?(まあ確かに)、でもミステリーというより人間ドラマを書いるんで・・・「人と人のつながり」がテーマなのかも?​

〇「ただ幸せになりたかっただけなのに
●多重債務は特別な人に起こることではなく巧妙に仕掛けられて誰でもが陥ってしまいかねない問題であること、自己破産という救済の方法があることを知った。将来の自分にとっては役に立たない知識であって欲しいとは思うけど。​
●住民票や戸籍を調べればかなりの情報が得られるんだなと知らされた。あと、医療保険や運転免許やパスポート、今のところ犯罪を犯す予定はないけど注意せねばと思った。
●ある意味火付け役の和也が後半に全然登場しなくなったのはどういうことか?きっかけだったけど重要ではなかったってことかな。

〇「一生懸命、何度も何度も脱皮しているうちに、いつかは足が生えてくるって信じてるからなんですってさ。今度こそ、今度こそ、ってね」
●蛇の脱皮について語った水商売の元同僚の言葉が印象的だった。​





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Last updated  2021.02.04 20:50:13
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