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テーマ:お勧めの本(7219)
カテゴリ:ミステリー小説
・読書好きの患者さんに紹介されて初読みの作家、サラ・パレツキーさん。女性が主人公のハードボイルド小説。主人公V・I・ウォーショースキー(覚えづらいが何だかカッコいい名前)はタフな私立探偵、舞台はシカゴ、初版が書かれたのが1985年なので昔と言っても自分はもう社会人になっていたのでその時代の文化は共有できる。翻訳本はあまり得意ではないのだが、とても読みやすく肩ひじ張らずに楽しみながらすらすら読めた。
〇「料金は一日125ドルと必要経費。報告書は作成しますが、調査方法の指図はお受けしません」 ・という業務スタンスの宣言がカッコいい。息子の恋人の行方を捜してくれと依頼されて訪ねたアパートには息子の射殺死体が・・・というつかみも何だかテレビのサスペンスドラマ風で馴染みやすい。 ・ストーリーは簡単に言ってしまえば、生命保険会社の役職が労働組合委員長と結託して不当に私腹を肥やしているのを暴くというミステリーとしてはシンプルなものだけど、ハードボイルドでしかも女性が主人公ということで十分に楽しめる作品だった。
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Last updated
2021.12.05 18:22:27
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