カテゴリ:動物の解放・動物の権利を考える
とあの日は書きつつ、その気持ちが失せてしまいした。
なんでかっていうと、ようするに、Pちゃんの実践は、 僕たち動物解放を目指す者たちとは全然意識が違うからなのです。 黒田先生の実践の目的は、次のいずれかでしょう。 (著書を読まずに判断するのはキケンですが・・・) (1)豚は家畜。家畜は食べられる運命にある。 だから殺されるまでを観察しよう。 (2)豚は家畜。でも、飼っていたら情がわいて、家畜以外の存在に なりうる。 (3)豚は家畜。でも、実際に飼ったら情が移って、 屠殺したくないと思うだろう。 そこから、肉食に対する疑問を喚起する。 真相は分かりませんが、あの結果(食肉センターへ送った)から 判断すると、黒田先生は、(1)の目的で実践したのではないでしょうか? で、ぼくが思ったことは、ようするに、 「ベジタリアンでない人はああいう実践をやってはいけない」 ということです。 指導者自身が肉を食べていながら、ああいう実践はできないはずです。 やってはいけないと思うのです。 (黒田先生が肉を食べている、という証拠はないけど、 結果から、ベジタリアンではない、と思われます) Pちゃんがトラックで食肉センターに運ばれるときに 児童はみんな泣いた。泣きながらトラックを追った。 でも、泣いた児童たちの中で、 肉食をやめた者はどれだけいただろうか? ひょっとすると皆無なのではないだろうか? あの、悲しくて可哀相で泣いた経験を実生活に生かしたのであろうか? たぶん、喉元過ぎたら熱さ忘れるで、 肉を食べていたのではないのだろうか? と、まあ、いろんなことがわき上がって、感想を書くのを躊躇していました。 ホンネを言うと、あの実践に対して感想を書くのが アホらしくなってしまったのです。 さらにホンネを言うと、あの実践のために豚肉は食べられなくなった。 今も食べていない、という人が一人でもいたら、あの実践が 「生きた」 と思います。 さらに牛肉も鶏肉も、その他のいかなる肉も食べないことにした、 と言う人が一人でもいたら、あの実践は 「成功」 だったのではないのでしょうか? しかしながら、ああいう実践はやるのには難しいです。 やらない方が無難です。 賛否両論、しかも極端な反対、極端な賛成の意見が出てくるでしょうからね。 それを承知でやったとしたら、黒田先生はすごい! です。 もし、動物解放を目的とした実践だったらどうでしょう? つまり、 (3)肉食に対する疑問を喚起する。 を意図した実践です。 この場合も、反対意見が出るでしょう。というか、 黒田先生のこの実践よりも多くの反対論者が出るでしょう。 「子供に肉を食べないように教育をするとは何事だ!」 ということで、おそらく98%の保護者や教育関係者から 反論、反発、突き上げがくるでしょうね。 脅迫もくるかもしれませんよ? 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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