カテゴリ:動物の解放・動物の権利を考える
この度、新連載(不定期)始めました。 【種差別ってなんだろう?】です。 「動物の権利」「動物の解放」などとともに、 この「種差別」という用語も大切だと思うので、このタイトルにしました。 第一回は、今問題になっている鳥インフルエンザに関することです。 宮崎県は養鶏産業が全国1位なんですってね? 今朝、TBSラジオで言っていました。 宮崎県日向市東郷町では、25日までに3169羽が死んだ。 約5万羽を殺処分し、近くの山林に埋めるという。 前回の宮崎県宮崎郡清武町と今回の日向市も共にブロイラー農場ですね。 ブロイラー農場ってどういうところ? ということで、ウェブサイトから拾ってみました。 【新しい大規模ブロイラー農場(16棟)】 ここのブロイラー農場では、 室温のコンピュータ制御が行われています。 周囲の自然環境がすばらしいんです。 池にはイワナが生息しています。 空気もきれいそうで思わず深呼吸したくなります。 「みろくの瀧」があります。 こういう環境にある鶏舎で育てられるブロイラー。 幸せそうですねよ? ぜひ皆さん以下のサイト(PDF)をごらんくださいね? http://www.fsc.go.jp/senmon/biseibutu/b-dai15/biseibutu15-siryou7_6.pdf ★種差別ってなんだろう? 鶏には、自由に羽を広げたい、羽ばたきをしたい、砂浴びをしたい、 地面をつついて掘り返したい、虫を食べたい、草を食べたい、 そこら中を歩いたり走り回りたい・・・・、 などなどの習性があります。 「あなたは鶏だから」という理由で、鶏の習性を無視して 経済優先で狭いケージや鶏舎に大量に閉じ込めて卵を生産させる。 あるいはブロイラーであれば効率よく太らせる。これらは、 動物が自分に与えられたその習性を満足させながら生きたい、 という権利を人間が奪っているということにはならないでしょうか? 「何言ってンの?相手は鶏でしょう?家畜でしょう? 家畜なんてそもそも人間の利益のために存在するんだよ」 とでも人間は考えているのではないでしょうか? いや、そういうのでもないかもしれないなぁ。 「今までそんなこと考えたことなかったよ」 と、思う人が圧倒的多数なのでしょうね。 そうなのです。そんなこと考えもしなかった。 ぼくもそうでした。考えすらしなかった。 養鶏業者の人達も考えたことがなかったものと思われます。 もしそうだとしたら、それこそが、自分が知らないうちに行っていた 「種差別」なのではないでしょうか? 相手を差別している意識がない。これが差別解消への壁だと思います。 まずは差別していたのだ、ということに気付いてもらいたいのです。 それが種差別解消への第一歩だと思うのですが、いかがでしょう。 【Bird Flu】(映像です) http://www.youtube.com/watch?v=Q_22ZaAWSTc お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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